酒粕の使い道は？

しばらく前に、親戚の法事の席で妻が“酒粕がどこかで余ってないか”という話をしていたのだが、それを聞いていた従兄弟が、よく覚えていて昨日わざわざ持ってきてくれた。従兄弟は、地元の酒造会社に勤めているので、酒粕はいくらでも調達できるらしい。酒造会社では、不要なものとしているらしく山のように有り余っているようだ。

従兄弟が持って来てくれた酒粕も、山のようにありとても我が家だけでは処理しようがない。酒粕の使い道といったら、甘酒とか漬物に使うという事は知っているが、それぞれそんなにたくさん欲しいわけではなく、手に余る量である。

念のため、酒粕の使い道を調べてみたら、最近注目されているようで、いろんな効用があるらしい。以下、その一例だ。

1．美容などの美肌効果としては、メラニンの合成を防止するアルブミンが酒粕に含まれているため、美白効果がある。また、アルファエチルグルコシドというアミノ酸の成分も含まれているため、肌や肌荒れなどにも効果がある。

2．高血圧の予防として、血圧のコントロールに関わっているＡＣＥの働きを抑制することにより血圧上昇を抑えることができる。糖尿病には、インシュリン物質が存在することが明確になり、治療の効果が期待されている。他にも、骨粗鬆症、ガン抑制、肥満、生活習慣病予防、認知症などへの効果の研究も進められている。

3．日本酒を造る過程で栄養価が高い、板粕、ねり粕、ばら粕などの酒粕ができる。この酒粕は、アミノ酸のうまみ成分により深みや風味などにより料理を美味しくすることができる。

4．でんぷんの分解スピードが早ければ早いほど、太りやすくなる。酒粕には、でんぷんを分解するスピードを妨げる物質が入っているため、この効果を利用することでダイエットにもつながる。また、酒粕には不水溶性の食物繊維が入っているため、この食物繊維が、腸内の不要な老廃物などを便として一緒に排出することができるので、腸を奇麗にすることができ美容と健康にもいい。

とまあ、こんな効用があってテレビでも紹介されたことがあるらしい。どなたか欲しい方がいればお分けしてもいいですよ。