とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014米アカデミー賞決まる

2014-03-04 21:32:09 | 映画
昨日、第86回米アカデミー賞授賞式があって、作品賞はスティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が受賞し、SF映画「ゼロ・グラビティ」は監督賞など7部門を獲得したそうだ。

主な賞の内訳は下記の通りだ。
■作品賞 『それでも夜は明ける』
■主演男優賞 マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
■主演女優賞 ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
■助演男優賞 ジャレッド・レトー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
■助演女優賞 ルピタ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
■監督賞 アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
■録音賞■視覚効果賞■作曲賞■音響編集賞■撮影賞■編集賞 『ゼロ・グラビティ』
■長編アニメ映画賞 『アナと雪の女王』

これを見て分かる通り、『ゼロ・グラビティ』が技術系の賞をほとんどとったという事は凄い。無重力の宇宙空間でのトラブルを描いた作品で、完成までに4年をかけたというから映像にこだわったという点では注目に値する作品だった。前評判が高く、公開してすぐに見に行った作品だっただけにアカデミー賞の結果が気になっていた。結果は、作品賞を逃したが、その他の部門で圧倒的な強さを見せたのは嬉しい。アカデミー賞の作品賞というのは、やはりSF物は受賞しないようだ。アカデミー会員は、保守的な人が多いらしく、先進的な作品より、感動のヒューマンドラマ的な作品が受賞する傾向が強いような気がする。

「それでも夜は明ける」という作品は、19世紀の米国で12年間奴隷として過ごしたアフリカ系アメリカ人ソロモン・ノーサップの自伝に基づく作品で、奴隷にされた男が「いつか夜は明ける」と信じ続け絶望の暗闇に打ち勝った奇跡を描いた感動のストーリーだという。まだ見てないので、内容を推察するしかないが、作品賞になるだけあって作品自体は素晴らしい内容だろう。そして、この作品の監督は、スティーヴ・マックィーンという名前だったので、ひょっとして『大脱走』のスティーヴ・マックィーンだったのかと思ったが、残念ながら同姓同名の黒人の人だった。

その他、『ダラス・バイヤーズクラブ』『ブルージャスミン』などの作品は、内容を見てみると自分の好みの作品とはちょっと違うようだ。そして、宮崎駿監督の『風立ちぬ』は長編アニメ映画賞にノミネートはされていたが、『アナと雪の女王』が受賞となり残念な結果だった。