とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014河津さくら&伊豆東海岸2DAYSマラニック「河津七滝&河津さくら編」

2014-03-10 21:28:19 | マラソン
宗太郎園地を抜けると、猿田淵遊歩道に入る。真新しい木の階段が整備されていて、ぐんぐん階段を下りていく。


猿田淵の名前は、日本神話に登場する「猿田彦命(さるたひこのみこと)」が、この淵でヤマメを釣り上げたという話に由来する。写真を撮った時は気付かなかったが、淵の上部には白い靄のようなものが写っている。水飛沫が上がっていた為なのか記憶にはなく、何か不思議なエネルギー体が白く映っていたのかもしれない。何となく神秘的な雰囲気を感じさせる淵である。


手すりから、猿田淵を覗いている様子だが、やはり白っぽい靄が映っている。


猿田淵遊歩道から、いよいよ河津七滝(ななたる)遊歩道に入っていく。


以前は、猿田淵から直接河津七滝の釜滝に行けたのだが、何年か前の集中豪雨で道が決壊したため、迂回路を通って釜滝に行くようになった。仮設の急階段をぐんぐん降りていく。


階段上の吊り橋になっている河津踊子滝見橋を渡る。


エビの尾ヒレに似ているエビ滝を見ながら釜滝に向かう。


突き当ると釜滝である。覆いかぶさる様な玄武岩の上から雄大に 流れ落ちる迫力満点の滝だ。かつては地獄谷と恐れられていたほどの滝で七滝中2番目に高い滝である。




河津踊子滝見橋を戻り、蛇滝を見て初景滝に向かう。


初景滝入り口では、伊豆の名水「河津七滝」が滴り落ちていた。


初景滝の前には、伊豆の踊子に出てくる「踊子と私」の像があり、その前で記念撮影する。


初景滝は落差10mと七滝の中では3番目に大きい滝だ。白い流れと「踊り子と私」のブロンズ像が自然の中で 調和し、伊豆の踊り子の敘情をかもしだしている。


川の流れの中に大きな岩があり、その岩の上にある注連縄の中に石がたくさん乗っていた。これは願い石というそうだ。『3個の小石を手に持ち、岩に手を合わせ、願い事を心で唱えながら、3回小石を投げ1個でも岩の上に乗せる事ができれば願いが叶う。願いが叶った時は必ずその年の内にこの岩に手を合わせに来るのが礼儀とされています。怠らぬように』と看板には書いてある。この辺りにも、不思議なエネルギーが満ち溢れているようだ。


お腹が大分すいてきたので、その後にある「かに滝」「出会い滝」は素通りして、茶店に入る。ここで、河津七滝の地元めしだという「わさび丼」を頂く。どんぶりに入ったご飯の上にカツオ節と山盛りのわさびとノリだけの簡単な食べ物だが、これがなかなかイケる味だった。鼻につーんとくるが漬物やイモと一緒に食べると病みつきになる美味しさだった。河津に来たら、わさび丼はお勧めだ。


茶店を出ると、目の前には有名なループ橋が見える。そして、山の斜面は満開の河津さくらが立ち並んでいた。


以前は、ループ橋から河津七滝最大の大滝に行くことができたのだが、現在は通行止めになっていて見ることができない。災害で遊歩道が崩壊して以来、地主と町とで復旧工事をどうするかが未解決になっているからだ。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地にもなった大滝を見ることができないのは、本当に残念だ。

ループ橋の手前で坂を下り、踊子歩道をさらに進む。


田園地帯を抜けると吊り橋が見えてきた。近くには、昭和の時代の発電所の建物もあるが、今は廃墟となっている。




河津川沿いに進んでいくと、川端康成がよく泊まり「伊豆の踊子」の舞台にもなった福田屋旅館が見えてくる。また、福田屋の対岸には湯ケ野温泉の共同浴場があり、ここは「伊豆の踊り子」の有名シーンで、対岸の「私」に踊り子が裸で手を振ったとされる場所である。


福田屋旅館前の踊子像の前でポーズをとるM山さん。後ろに見えるのが共同浴場だ。


踊子歩道が終わり、車道を進む。やはり、車が通らない踊子歩道のほうが風情があった。


いよいよ河津さくら祭りのメイン会場に入ってきた。河津川の両岸とも河津さくらが満開だ。


歩道沿いには、観光客がちらほら増えてきた。


先に進めば進むほど、人の波が大きくなってきた。


河原に降りて持ち寄ったシートを広げ、お花見である。ちょっと肌寒かったが、ビールを飲んで摘みを食べると落ち着いた。天城から河津まで走ってきた甲斐があった。


人波の隙間を縫って記念撮影する。


菜の花と河津さくらのツーショットだ。


河津駅近くまで来ると、屋台やらお土産屋など出店が立ち並び大賑わいである。


2014河津さくら&伊豆東海岸2DAYSマラニック「稲取~城ケ崎入口編」に続く。