とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014伊豆大島ウルトラマラソン「2日目」

2014-03-31 22:36:12 | マラソン
2日目が、マラソン当日である。スタート会場である元町港は、民宿から歩いて数分だ。100キロと58キロのスタートは午前5時だが、我々はぎりぎりまで民宿にいた。民宿の前で集合写真を撮ってから、15分前くらいになったところで会場に向かった。


続々とランナーが集まりはじめていた。


仮装ランナーで有名な悪代官や黄門様と一緒にスタート前の写真を撮る。


午前5時に元気よく100キロと58キロのランナーがスタートした。


大島空港近くの浜まで行って折り返す。もう空は明るくなってきていた。


元町港を通り過ぎてしばらく進むと、土石流の生々しい傷跡が未だに残っているのが見える。


15キロ地点で、巨大バウムクーヘンの地層大切断面が見えてくる。この地層は、約2万年分の噴火の積み重ねだという。




悪代官も颯爽と走っていた。


5キロごとのエイドで、水分や食料を補給する。


まだ、比較的平坦な道が続く。


大島桜がランナーを見守っていてくれる。


20キロ地点。「ピンチはチャンス」だと看板に書かれている。微妙にアップダウンが続き頑張りどころだ。


都はるみの「アンコ椿は恋の花」で有名な波浮港の見晴台。


波浮港がこんな下に見えるほど高い場所に来たわけだ。


波浮港見晴台を下ってくると、筆島が見えてくる。筆のような形をした高さ30mほどの岩礁だ。そして、筆島から本格的な上り坂となってくる。


30キロ地点。「粘り強い走りが大島の活力に」の文字を見ると、頑張らねばと思ってしまう。


40キロ地点。「この経験が自分の可能性を高めてくれる」とは、含蓄のある言葉だ。ここまで上がって来るだけでもなかなかできない経験だ。そして、さらに上りが続く。


「チョー苦しい、何も言えねぇ」。全くその通りだ。


ふと海の向こうを見ると、富士山がうっすら見えていた。ホンのわずかな時間だったが、富士山が見えただけで嬉しくなる。


45キロ。「ウルトラの世界にようこそ」。フルマラソン以上の距離になり、ウルトラマラソンの世界に入った。


本コース最高地点の三原山歌の茶屋エイドに到着する。


ここのエイドでは、腰を据えてそばを頂く。あとは、一気に下って行くだけだ。


55キロ。「今より若い瞬間はない」とは、どんな意味だろう?ここまで走ってこれたということが若さを意味するのだろうか。


あとは一気に3キロ走り元町港にゴールする。アンコさんがゴールでお出迎えだ。


ゴール後、アンコさんと一緒に記念撮影。時間はまだお昼前だった。タイムは、6時間50分ほどで、きつかったけどまだ余力がある状態でゴールできた。100キロのランナーは、58キロのゴールを見ながら、さらに残り42キロのコースを1周しなければならない。昨年は100キロだったので、そのつらさは良く分かる。完走できたランナーは、まさに金メダル級のウルトラランナーと言っていいだろう。


その後は、近くの御神火温泉まで歩いて行って、ゆっくり温泉に浸かる。同行したラン友も全員無事ゴールしたので、温泉でゆっくり完走後の小宴会をする。そのまま、午後4時の高速ジェット船で帰る事もできたのだが、我々はもう一泊するので、あとはのんびり宿で休養する。それにしても、夕方から雲行きが怪しくなってきていた。翌日は、とんでもない事態になるとは思い知る由もなかった。

参考:今回のコースマップ


2014伊豆大島ウルトラマラソン「3日目」に続く。