石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

荒波に翻弄される国際石油企業と政策に守られる邦系石油企業:2021年(度)業績比較 (6)

2022-05-25 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0559MajorEneosIdemitsu2021.pdf

 

2.売上高利益率 

(bpとほぼ同等のENEOS/出光、ロシア経済制裁問題を免れトップのChevron!)

(1)2021年(度)売上高利益率

(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-5-03.pdf 参照)

 2021年(度)の売上高利益率を比較するとENEOSは4.9%、出光は4.2%であり、メジャーズ5社の中で最も低いbp(4.6%)とほぼ同じ水準であった。メジャーズの中で最も利益率が高かったのはChevronの10%であり、ENEOS或いは出光の2倍以上である。なおExxonMobil、Shell及びTotalEnergiesは共に8%前後であり、Chevronのみが二桁の利益率を確保している。同社は他のメジャー4社が対ロシア経済制裁問題で巨額の損失を余儀なくされた中で、その影響を免れ高い利益率を示している。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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