2/22 東燃ゼネラル石油 役員の異動に関するお知らせ http://www.tonengeneral.co.jp/news/press/uploadfile/docs/20160222_1_J.pdf
2/22 東燃ゼネラル石油 コーポレトガバナンスに関する基本方針の制定ついて http://www.tonengeneral.co.jp/news/press/uploadfile/docs/20160222_3_J.pdf
2/23 JXホールディングス 組織の改正について http://www.hd.jx-group.co.jp/newsrelease/2015/20160223_01_1050061.html
2/23 JXホールディングス 人事 異動 について http://www.hd.jx-group.co.jp/newsrelease/upload_data/20160223_03_01_1050061.pdf
2/23 JXホールディングス 役員等の人事 異動 について http://www.hd.jx-group.co.jp/newsrelease/upload_data/20160223_02_01_1050061.pdf
2/23 JXエネルギー 組織の改正について http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2015/20160223_01_0980151.html
2/23 JXエネルギー 役員等の人事 異動 について http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2015/20160223_02_0980151.html
2/23 コスモ石油 役員の管掌について http://ceh.cosmo-oil.co.jp/press/p_160223_01/index.html
2/23 コスモ石油 部長・室長人事について http://ceh.cosmo-oil.co.jp/press/p_160223_02/index.html
2/24 石油連盟 木村 石油連盟会長定例記者会見配布資料 http://www.paj.gr.jp/from_chairman/data/2016/index.html#id1716
2/25 出光興産/大阪ガス 「姫路天然ガス発電株式会社」の設立について http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2015/160225.pdf
2/26 住友商事 ブラジルにおけるバイオマス燃料製造事業への資本参画について http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29182
(注)本レポートは「マイライブラリー(前田高行論稿集)」で一括してご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0372OilMajors2015.pdf
II. 2015年の業績比較
1.売上高
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-01.pdf 参照)
ここではExxonMobil, Shell, BP, Total及びChevron5社の2015年の売上高を比較する。5社の中で売上高が最も大きいのはShellの2,722億ドルであり、これに続くのがExxonMobilの2,689億ドルである。なお後述する8カ年(2008-2015年)業績推移で詳しく触れるが、2011年までの売上高はExxonMobilがトップであったが、2012年以降の4年間はShellがトップである。但し両社の差は極めて小さい。
Shell、ExxonMobilに次いで売上高が大きいのはBPの2,229億ドルであるが、これはシェルの約8割である。Total、Chevronの売上高はそれぞれ1,654億ドル及び1,385億ドルで、トップのShellの売上高のほぼ半分である。
(続く)
本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
前田 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
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第1章:民族主義と社会主義のうねり
2.戦後ゼロ年:アラブ連盟の結成
第二次世界大戦は1939年のドイツのポーランド侵攻から1945年のドイツ・日本降伏まで6年に及んだ。主戦場はヨーロッパ全域、東南アジア、東北アジア及び太平洋であったがユーラシア大陸の中で中東は戦禍を免れている。当時の中東各国は連合軍あるいは枢軸国のどちらにも属さず、イラクとイランが1943年に連合軍として参戦した他は、トルコ、エジプト、サウジアラビアなどいずれも連合軍の勝利が確実になった1945年に入ってから参戦している。第二次大戦で中東が戦場にならなかったのは、ドイツが西ヨーロッパで英米仏、東ヨーロッパでソビエトと言う両面に敵を抱え中東まで手が回らなかったからである。
そのような中東で戦争終結直前の1945年3月、アラブ世界で初めての国際機関「アラブ連盟」が結成された。エジプト、シリア、イラク、ヨルダン、レバノン、イエメン(当時は北イエメン)及びサウジアラビアの7カ国がアレキサンドリア議定書を締結してアラブ連盟は設立された。ただアラブ連盟はアラブ諸国の自発的な意思で生まれたものではなく、これらの国々に強い影響力を有していた英国の入れ知恵だった。第二次大戦でアラブ諸国が枢軸国側に加担することを避けるため、アンソニー・イーデン外相(当時)が言い出したことがアラブ連盟結成のきっかけである。連盟本部はエジプトのカイロに置かれ、事務局長は代々エジプト人が任命された(エジプトがイスラエルと単独和平に走り、連盟から追放された一時期を除く)。連盟は紆余曲折を経て現在21カ国1機構(パレスチナ)という一大組織に成長している。
ともあれ戦後ゼロ年の中東諸国の状況は次のようなものであった。まず中東の三大国と言われるトルコ、イラン及びエジプトのうち、トルコはすでに述べたとおりオスマントルコが崩壊したのち小アジアとイスタンブールから成る共和国に変身、7世紀から連綿と続いたカリフ制を廃止し世俗主義国家として近代西欧諸国を模範に国家建設に励んでいた。イランはコザック兵出身のレザー・ハーンが1921年のクーデタで実権を掌握したのち自らパハラヴィー朝皇帝を名乗り、国名をペルシャからイランに変更し、親西欧的な独裁君主制国家として戦後を迎えている。中東三つ目の大国エジプトはオスマントルコから半ば独立したムハンマド・アリー朝が第二次大戦を生き抜いたが、イギリスが強い影響力を維持していた。その他の中小国はイラク、ヨルダン、パレスチナが英国の委任統治を受け、シリア、レバノンはフランスの委任統治下に置かれていた。
英仏の支配を免れた唯一とも言える例外はサウジアラビアである。同国は1932年に「サウジアラビア王国」を樹立、アラビア半島の大半を支配下に置いて独立を保った。同国が独立を維持できたのは英仏がアラビア半島そのものの戦略的価値を重視しなかったからにすぎない。
実はサウジアラビアの価値に気付いていたのは米国であった。第二次世界大戦開戦早々の1941年に米国の石油会社がサウジアラビア東部に巨大油田を発見していたからである。ただ米国はサウジアラビアを植民地化するような愚を犯さなかった。将来の石油の価値を正しく認識していた米国はサウジアラビア原油の安定確保に動いた。第二次大戦終結間際、ルーズベルト大統領がヤルタ会談直後、帰国を延ばしてまでスエズ運河の船上でサウジアラビア国王アブドルアジズと会談した真意はそのことにあったのである。(プロローグ1「スエズ運河グレート・ビター湖の会談」参照)
(続く)
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I. 各社の業績概要 (続き)
(表:http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-D-4-20.pdf参照)
5.Chevronの2015年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)の業績
*同社ホームページ:
http://www.chevron.com/chevron/pressreleases/article/01292016_chevronreportsfourthquarterlossof588millionand2015earningsof46billion.news
(1)売上高
Chevronの2015年10-12月の売上高は292億ドルであり、また通年売上高は1,385億ドルであった。前年同期比ではそれぞれ-37%, -35%の減収である。
(2)利益
10-12月期の損益は6億ドルの損失、通年では46億ドルの利益であり、前年同期と比較すると10-12月期は赤字に転落、通年でも前年の4分の1といずれも大幅な減益である。通年利益のうち上流部門は20億ドルのマイナスであり、下流部門は76億ドルの利益を確保している。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)
(3)売上高利益率
通年ベースの売上高利益率は3.3%であり、前年の9.1%を大幅に下回っている。
(4)設備・探鉱投資
2015年の年間の設備・探鉱投資額は340億ドルであり、これは2014年比で16%減である。
(5)石油・ガス生産量
昨年のChevronの石油生産量は日量平均1,744千B/Dであり、前年(2014年)比2%増であった。天然ガスは日量平均5,269mmcfdであり前年よりやや多い。
石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で2,622千B/Dとなり、2014年比では2%増である。
(続く)
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I. 各社の業績概要 (続き)
(表:http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-D-4-20.pdf参照)
4.Totalの2015年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)の業績
*同社ホームページ:
http://www.total.com/en/media/news/press-releases/fourth-quarter-and-full-year-2014-results
(1)売上高
Totalの2015年10-12月の売上高は377億ドルであり、また通年売上高は1,654億ドルであった。前年同期比では10-12月期は-28.2%、通年ベースでは-30%の減収である。
(2)利益
10-12月期は-16憶ドルの損失、通年では51億ドルの利益であり、前年同期と比較すると10-12月期は損失額が4分の1に縮小、通年では-60%の減益である。通年利益のうち上流部門の利益は48億ドルで前年に比し半減している。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)
(3)売上高利益率
通年ベースの売上高利益率は3.1%であり、前年の5.4%より悪化している。
(4)設備・探鉱投資
2015年の年間の設備・探鉱投資額は204億ドルであり、これは2014年比で16%の減少であった。
(5)石油・ガス生産量
昨年のTotalの石油生産量は日量平均1,237千B/Dであり、前年(2014年)比20%増であった。天然ガスは前年と横ばいの日量平均6,054mmcfdである。
石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で2,347千B/Dとなり、2014年比9.4%増である。
(続く)
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2/14 BP BP deepens commitment to Oman; to extend licence and develop second phase of major Khazzan gas field http://www.bp.com/en/global/corporate/press/press-releases/bp-deepens-commitment-to-oman.html
2/18 昭和シェル石油 「扇島パワーステーション」3号機の営業運転開始について http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2016/0218.html
2/19 JOGMEC 平成27年度産油国技術者研修等事業(UAE特別研修)「掘削コース」実施~人材育成により、両国間の関係強化に貢献~ http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000103.html
2/19 ExxonMobil ExxonMobil Announces 2015 Reserves Additions http://news.exxonmobil.com/press-release/exxonmobil-announces-2015-reserves-additions