石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

SF小説:「新・ナクバの東」(35)

2022-08-31 | 荒葉一也SF小説

(英語版)

(アラビア語版)

2022年8月

Part I:「イスラエル、イラン・ナタンズ核施設を空爆す」()

 

35. 虚空に消えた「ダビデの星」()

 

 『アブダラー』は何を思ったのか、突然ミサイル発射装置の液晶画面に指を触れ、左翼に残されたバンカーバスターに攻撃目標を入力した。次に彼は迷わず発射ボタンを押した。バンカーバスターは赤い炎を吐きさらなる上空をめざして飛び出していった。

 

 数秒後、ミサイルは180度反転して地球に戻り始めた。それは最早誰にも止められない意思を持ち、パイロットが入力した目標に向かって真一文字に飛行しつつあった。

 

 『アブダラー』はバンカーバスターが自分の戦闘機に向かってくるのを待ちかまえた。満天の星の中でバンカーバスターの炎が輝き、それはみるみる大きく迫ってきた。

 

 二つの物体が衝突する寸前、『アブダラー』は緊急脱出装置のボタンを押した。それが彼の最後の仕事であった。

 

 気密のコックピットから真空中に放り出された彼の肉体は一気に膨れ上がった。ヘルメット、飛行服、手袋そして靴が膨張する肉体を押さえつけたため、その力は唯一外気に晒された彼の頸部に集中した。彼の首まわりはスポーツ選手のように頭部と同じほどのサイズに膨れ上がった。首にかけていたネックレスの鎖が千切れて姉と姪の写真を入れたロケットは重力の殆ど無い超低温の暗黒の中に弾き飛ばされた。

 

 その時、バンカーバスターは設定された攻撃目標を正確に捉え、目標物体がバラバラに飛び散った。『ダビデの星』が描かれた胴体部分は空中に舞い、次いで重力に引かれて落下を始めようとした。

 しかし『ダビデの星』が落下運動に移ることはなかった。次の瞬間、強烈な閃光と爆風、そして全てを焼き尽くす高熱が辺りを支配した。バンカーバスターの激突で小型核ミサイルが誘爆したのである。

 

 超高熱のため『アブダラー』の肉体は瞬時に蒸発した。風防ガラス、プラスチック計器盤、そして胴体や翼部などの金属板も落下を始める前に溶けてなくなった。重い金属の塊であるジェットエンジンだけは表面が溶けたものの内部を残し地表へ落下していった。

 

 『アブダラー』の首からはずれ宙に漂うロケット。小さくて丸い円盤状のロケットは爆発の衝撃で新たな動きを始めた。超高温の気流がロケットに迫ったが、爆風に吹き飛ばされたおかげで内部が高熱に晒されることはなかった。核爆発のエネルギーが重力圏を脱出するに十分なスピードをロケットに与えた。こうしてロケットは地球を背に宇宙へと飛び立った。

 

 重力圏を脱して宇宙に飛び出したロケット。その軌道は正確にある方向を目指していた。そしてロケットの内部には真空と超低温の宇宙空間で冬眠状態に入った或る生命体がひそんでいた。その生命体は長く果てしない故郷への旅路についたばかりであった。

 

(第一部完)

荒葉一也

(From an ordinary citizen in the cloud)

前節まで:http://ocininitiative.maeda1.jp/EastOfNakbaJapanese.html

 

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石油と中東のニュース(8月30日)

2022-08-30 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・リビア危機などで原油価格3ドル以上急騰。Brent $104.15, WTI $96.22

・EU、エネルギー高騰で緊急対処、9月9日に臨時会合

(中東関連ニュース)

・トルコ、ボスポラス海峡通行料を5倍のトン当たり4ドルに値上げ

・イラク:サドル師、政治活動停止宣言で混乱極まる。内戦ぼっ発の危機

・イラン:ナタンズ地下プラントでウラン濃縮開始

・バハレーン国王訪仏、マクロン大統領と地域情勢意見交換

・クウェイト、9月29日に総選挙

・エジプト:日本大使、国際協力相と会談。JICA、JETRO、JBICも同席

・フィンランド航空、カタール航空と提携。ウクライナ避けアジア新ルート開拓模索

 

 

 

 

 

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エネルギー価格高騰で過去最大級の利益:2022年4-6月期五大国際石油企業決算速報 (13完)

2022-08-30 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイ・ライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0565OilMajor2022-2ndQtr.doc.pdf

 

III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)

(投資に慎重な各社!)

(5).設備投資の推移

(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-64.pdf 参照)

 2020年7-9月の5社の設備投資額が最も多いのはExxonMobilの41億ドル、次いでShellが37億ドルであった。bpとChevronは26億ドルで並び、TotalEnergiesは5社の中で最も少ない19億ドルであった。同年10-12月期には各社とも増加したが2021年1-3月期には減少、2021年前半は減額或いは横ばい状態を続けた後、10-12月期には一旦ピークに達した。同期の投資額はShellが62億ドルで最も多くExxonMobilは58億ドル、他の3社も含め5社すべての投資額が対前期比で増加した。2022年1-3月期は5社全てで設備投資が減額したが、今期(4-6月期)はShell、TotalEnergies、Chevron3社は過去2年間で設備投資が最も高い水準に達しており、ExxonMobil及びbpは横ばいであった。2020年7-9月期を100とした場合、2022年4-6月期は各社とも100を超えており、とくにTotalEnergiesは2.6倍、Shell及びChevronはそれぞれ1.8倍、1.5倍である。

 

 設備投資は各社が直近の自社の業績及び今後のエネルギー価格の動向、さらには長期的に見た炭化水素資源の需給見通し等により各社の判断が分かれるところである。長引くコロナ禍により世界経済が停滞し、また脱炭素・脱化石燃料の問題で石油企業に厳しい目が注がれているため各社とも設備投資に慎重な様子がうかがわれる。但し、石油・天然ガスの開発には長期間の投資が必要であり、短期的な投資抑制は近い将来のエネルギーの需給バランスに深刻な影響も懸念されるところである。今後の動向を注視したい。

 

(完)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

 

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エネルギー価格高騰で過去最大級の利益:2022年4-6月期五大国際石油企業決算速報 (12)

2022-08-29 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイ・ライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0565OilMajor2022-2ndQtr.doc.pdf

 

III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)

 

(売り上げ回復とともに伸びる営業C/F!)

4.営業キャッシュフローの推移

(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-72.pdf 参照)

 2020年7-9月期から今年4-6月期までの四半期ごとの営業キャッシュフロー(以下C/F)の推移は概略以下の通りであった(但しChevronは2021年1-3月期以降)。

 

 2020年7-9月期の営業C/Fが最も多かったのはShellの104億ドル、次いでbpが52億ドル、ExxonMobilとTotalEnergiesが共に44億ドルであった。2021年に入ると油価の高騰及び新型コロナ禍の終息傾向により各社の売上が伸び、営業C/Fも増えている。特にExxonMobil及びShellの伸びが著しく、Shellは同年7-9月期に160億ドル、またExxonMobilも10-12月期に171億ドルに伸びた。この傾向は今期(2022年4-6月期)まで継続、各社とも過去8四半期を通じて最も高いC/Fを記録している。

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

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石油と中東のニュース(8月28日)

2022-08-28 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・米連銀インフレ抑制方針堅持で原油価格反落。Brent $98.83, WTI $91.66

(中東関連ニュース)

・チュニジアで第8回TICAD開催。岸田首相、3年間で300億ドル援助約束

・エジプト首相、スエズ経済特区へ日本企業進出促す。岸田首相とオンライン会談

・エジプト、11月のCOP27会議にボストンコンサルティンググループ起用

・仏大統領、アルジェリア復縁訪問終える。両国内で賛否別れる

・トルコ財務相:米国のロシア取引トルコ企業制裁に理由なし

・リビアで敵対勢力が衝突、23人死亡。新しい戦争突入の恐れ

・駐イスラエル・トルコ大使数週間以内に任命の見通し

・イラン、ロシアと輸出投資保険、為替決済の合意目指す

・イラン、アフリカと積極的に関係強化。外相がタンザニア等3か国訪問

・サウジで永井豪の漫画グレンダイザーに脚光。日サ協力事業始る

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エネルギー価格高騰で過去最大級の利益:2022年4-6月期五大国際石油企業決算速報 (11)

2022-08-28 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイ・ライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0565OilMajor2022-2ndQtr.doc.pdf

 

III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)

(収益率二桁のChevron、変動が激しいbp!)

3.売上高利益率の推移

(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-63.pdf 参照)

2020年7-9月期から今期(2022年4-6月期)までのIOC5社の売上高利益率の推移を見ると、2020年はコロナ禍の影響により各社とも大幅な下振れが続出した。2021年に入り各社とも業績が回復、上半期は全社の利益率がプラスとなったが、7-9月期以降は各社の収益力に格差が生じている。Chevronは過去1年間連続して二桁台の利益率を達成しており、ExxonMobil及びTotalEnergies も4期続けて利益率6%以上で健闘している。Shellの2021年以降の売上高利益率は10.2%(2021.1-3月期)→5.7%(2021.4-6月期)→▲0.7%(2021.7-9月期)→13.4%(2021.10-12月期)→8.5%(2022.1-3月期) →18.0%(2022.4-6月期)と他社に比べブレが大きいものの直近の利益率はかなり高い。これら4社に対して2021年以降のbpの売上高利益率は12.8%(2021.1-3月期)→8.3%(2021.4-6月期)→▲6.7%(2021.7-9月期)→4.5%(2021.10-12月期)→▲39.8%(2022.1-3月期) →13.3%(2022.4-6月期)であり、変動が激しくまた他社に比べて見劣りする。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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今週の各社プレスリリースから(8/21-8/27)

2022-08-27 | 今週のエネルギー関連新聞発表

8/22 ENEOS

和歌山メガソーラー発電所の建設開始について

https://www.eneos.co.jp/newsrelease/20220822_01_01_1080097.pdf

 

8/24 INPEX

オーストラリア 北部準州沖合 GHG※1 アセスメント鉱区(G-7-AP)の落札について

https://www.inpex.co.jp/news/assets/pdf/20220824.pdf

 

8/26 TotalEnergies

Russia: TotalEnergies continues to implement its principles of conduct and sells its 49% interest in the Russian Termokarstovoye gas field to Novatek

https://totalenergies.com/media/news/press-releases/russia-totalenergies-continues-implement-its-principles-conduct-and-sells

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石油と中東のニュース(8月26日)

2022-08-26 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・公定歩合上昇とイラン原油再登場の気配で原油価格微減。Brent $101.18, WTI $94.56

(中東関連ニュース)

・イラン、米国から核交渉EU最終案の回答受領

・マクロン仏大統領、アルジェリアとの関係修復目指し訪問

・米、トルコ経済界に警告。露企業と取引続ければ経済制裁の可能性

・カタール、サウジがUAEについで対パキスタン資金支援

・UAE大統領、ギリシャ訪問。40億ユーロの投資を約束

・米、25年ぶりに駐スーダン大使赴任

・イラン、攻撃型ドローンをテスト。米は対露輸出を警戒

・エジプト:預金預入上限廃止、引き出しも上限額アップ

・エジプト綿の輸出倍増、最大輸出先はインド

・UAEで初の女性民間航空機長誕生

・ヨルダン:日本の支援でコロナ対策医療サービス開始

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SF小説:「新・ナクバの東」(34)

2022-08-25 | 荒葉一也SF小説

(英語版)

(アラビア語版)

2022年8月

Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」

 

33. 虚空に消えた「ダビデの星」()

インド洋に浮かぶディエゴ・ガルシア島は同海域最大の米軍基地である。イギリス領であるが、島全体が米国に貸与されている。いずれの国からも干渉を受けない米軍の聖地。そこで『アブダラー』と彼が操縦するF-35にはどのような運命が待ち受けているのであろうか。祖国への安全な帰還か、それとも-----------。

 

彼の頭にかすかな疑問が生まれた。

 

<それにしてもイランの原発施設を空爆したあと、自軍の給油機が来ないというトラブルの情報を受けてからまだ1時間程度しか経っていない。それなのに米軍の給油機が目の前に現れるなんて一寸話がうまく出来過ぎている感じもするのだが-------。>

 

<彼らの目的は我々を救うことだったのだろうか?>

 

彼は状況の急激な変化で意識が少し混乱しただけだ、と自らに言い聞かせた。しかし、その時彼の中で何かが弾けた。

 

<これから新たな使命が始まるのだ>

 

と囁く内なる声が聞こえる。幻覚なのであろうか。彼の肉体が今や何者とも知れぬ別の生命体に乗っ取られたような感じであった。もはや自分で自分が制御できない状況に陥っていた。

 

 彼は残り少ない燃料をエンジンに吹き込むと操縦桿を引き給油機の下をすり抜けて一気に急上昇を開始した。

 

思いもかけない行動に米軍の戦闘機も給油機も一瞬虚を突かれたが、気を取り直した戦闘機が追走体制に入った。

 

『アブダラー』機はぐんぐん上昇しつつあった。まるで地球の重力圏を突破しようとするかのように------------。

 

もちろん戦闘機のスピードで重力圏を脱出することなど不可能である。しかも重力圏を脱出したその先の真空と暗黒の宇宙に何が待ち受けていると言うのであろうか。

 

 高度計が3万メートルを超えた辺りで上昇スピードは急激に鈍りだした。揚力が無くなり、燃料も底をついたようである。米軍機はすでにそのかなり手前の高度にとどまり『アブダラー』機の行動を監視する態勢に入っていた。超高度による機体の損傷とパイロット自身の生命の危険を恐れたからである。

 

 つい先ほどまでマッハ以上を示していた速度計の針がゼロ表示に向かって逆回転し始めた。速度ゼロになれば地球の引力に引き戻され、いずれどこかに墜落する。墜落地点はペルシャ湾か?アラビア半島か?それともイラン領内か? 

 

(続く)

 

荒葉一也

(From an ordinary citizen in the cloud)

前節まで:http://ocininitiative.maeda1.jp/EastOfNakbaJapanese.html

 

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エネルギー価格高騰で過去最大級の利益:2022年4-6月期五大国際石油企業決算速報 (10)

2022-08-25 | 海外・国内石油企業の業績

III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)

(bp除き各社とも3倍前後の売り上げ増加!)

2.売上高の推移

(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-61.pdf 参照)

 2020年7-9月期から今期(2022年4-6月期)までの売上高の推移を見ると、2020年7-9月期はExxonMobilが462億ドルと最も多く、次いでBP443億ドル、Shell440億ドルが並びんでいる。TotalEnergiesは331億ドルで売上高が最も少なかったのはChevron(240億ドル)であった。

 

因みに2020年7-9月期のBrent原油平均価格は42.94ドル/バレルであったが、その後の四半期平均価格は44.16ドル→61.12ドル→68.97ドル→73.51ドル→79.76ドル→102.23ドル→113.93ドルと一本調子で上昇している。Brent原油価格は過去2年間で2.7倍に上昇したことになる。

 

各社の売上高もほぼ原油価格に比例して上昇しており、2022年4-6月期の売上高を2020年7-9月期に比べると、Chevronは2.7倍、ExxonMobil2.5倍、Shell及びTotalEnergies2.3倍であり、bpのみは1.6倍の増加にとどまっている。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                              E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

 

 

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