ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

携帯電話の音楽プレーヤー化に関して思うこと

2005年07月01日 | ITS
携帯の音楽プレーヤー化については以前書いたが、車載機器との連携ということを真剣に考えると、いろいろ問題が見えてきた。

携帯に限らず、i-podをはじめとする携帯プレーヤーの普及は自動車業界の想定を越えたスピードで進んだ。結果として、現在の車はこうした携帯機器への対応が不十分である。
標準のカーオーディオにAUX入力端子が付いているケースは極めて少なく、カーオーディオから音を出す場合にはユーザーはFMトランスミッターなどを使う必要がある。当然、音質は劣化する。

おそらく、今後出てくる新型車には、AUX端子の装備が進むのではないか?

しかし、単にAUX端子だけの問題でもない。仮に携帯が音楽プレーヤー化した場合、当然それを車のスピーカーから聞くというニーズが顕在化する。携帯というものは、みんながいつでも持っている物だ。車で聞けない方が不合理だ。
車にAUX入力機能があれば、とりあえずは解決する。しかし、音楽を聴いている最中に着信したらどうなるのか?

普通に考えれば、(応答するのなら)自動的にハンズフリーに切り替わるべきであろう。
しかし、そこまで車側は考えているのだろうか?単純なAUXでは対応できない。また、こうした使い勝手は携帯側の仕様にも依存するのだろうが、携帯メーカーとカーメーカーの連携はとれているのだろうか?