ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

多機能ETCのサクセスストーリー

2006年02月10日 | ITS
多機能ETCについて色々とネガティブな意見を述べてきた。

一方で、仮にそれが成功するとすれば、以下のようなシナリオしかないのだろう。

ナビメーカー主導で、市販の高機能ナビの付加機能として導入。コストアップ分は、そもそも高価な高機能ナビのなかに埋め込んでしまう。
付加価値に決定的なキラーコンテンツはないが、「あったらいいな」レベルの機能をいろいろ並べ立てて訴求する。
それが成功すれば、ある程度の市場普及はあるかもしれない。それに伴って、ゆっくりと事業者側の設備設置がすすんでいくとともに、普及タイプナビにも装備が進む。

官も路側サービスで道路情報などの支援をし、カーメーカーに対しても非公式に装備採用を依頼する。

ゆっくりとではあるが、DSRCサービスが普及していき、最終的にそれ自身がキラーコンテンツではないにしてもETCの付加機能として不可欠なものと消費者に認識される。