ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

appleの新商品とは

2010年07月21日 | モバイル・ウエアラブル
appleは20日、2010年第3四半期の業績を発表。過去最高の売上高で、利益は78%の増加となったと公表した。
その中で、今年中にもう一つ、画期的な新商品を発売すると予告した。

一部では、これはTVに関係しているのではないか、といわれている。

一方で、GoogleとSonyは今秋、大画面液晶TVにGoogleの主として検索関連の機能を付与したGoogleTVを発売することをすでに発表している。
私は、これは上手くいかないのではないかと見ているが、はたしてappleはどういった答えを提出するのだろうか。

appleには、iPhone,iPad用に厖大なiOS向けソフトという資産がある。
非常に単純に考えても、iPadでそれに加えてテレビが見れれば「ヒマつぶし機器」としてはもっと便利だ。
でも、大画面TVの画面上にウインドウを表示して、検索をしたいとはあまり思わない。
それはパーソナルデバイスでやることであり、リビングの大画面TVでやることではない。

TVとネットの融合ということであれば、ソニーよりもappleに目があると思う。

とはいえ、しばらく使ってみて実はiPadがそれほどいい物ではない、ということも感じている。
絶望的に持ちにくい。重くて手首が痛くなる。「手に持って見る」デバイスとしては致命的な欠点だと思う。
これはデザインを優先した結果だろう。appleのデザイナーやジョブスが不細工な「取って」を付けることを容認するとは到底思えない。
こうした同社の考え方はiPhone4のアンテナ問題とも通じるものがある。

apple製品である以上、デザインを優先するのは当然のことだろう。顧客もデザインを期待している。
しかし、最低限の使い勝手は確保しないと製品とは呼べない。