展望皆無の山頂で寒さに震えながら昼食をとったあと早く前線が通り過ぎてくれる事を祈りながら牛ヶ首へと向かいます
濃い霧の中、全く衰えない強風に何度 耐風姿勢を取らされた事でしょう
尾根が痩せてくる頃、時折スポットライトを当てた様に山肌に光が差しました
「今だ」とばかりカメラを向けますがアングルを決めている間に次の霧が貴重な景色を隠してしまいます
こうなったら構図がどうのこうのと言ってられません
霧の晴れ間を狙って闇雲にシャッターを押すのみです
そうして牛ヶ首にやって参りました
思わず大声で叫びたくなるドハデな山肌
一体、私は何をしているのだろうと自分でも可笑しくなるほど落ち着きなくウロウロしていました
気が付けば辺りは幾分、明るさを取り戻した感じ
さぁ、心行くまでこの素晴らしい紅葉を楽しむ事に致しましょう
登山道両サイドも、この通り
これ程 紅葉に高揚したなんて、もしかして初めてかもしれません
写真には登山者の姿が写っていませんが平日にも拘らず、かなりの人出でした
牛ヶ首から少し下った河原状の所で一休み
この辺りは様相がガラリと変わり黄が主体の、これまた華やかな色合いで山が飾られていました
下方に白く見えるのはこれから目指す姥ヶ平
どんな所なんだろうと期待は膨らみますが、この黄葉を前に慌てて行く必要なんて何処にも無い
私達はまるで根が生えた様にその場所から立ち上がろうとしませんでした
・・・続く・・・
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