まぁ、とにかく凄い紅葉でした
さて次は姥ヶ原に向かいます
登山者の多くは茶臼までケーブルを使用しピストンと言うのが大方で私達の様に沼っ原に下る者は少数の様です
・・・・・・
数十分で上から見下ろした箱庭の様な姥ヶ原に到着しますと自然が造り上げたものなのでしょうが
其処は、まるで庭師が丹精込めて造り上げた日本庭園の様なしっとりと落ち着いた空間でした
秋の日も深まり午後の空気は肌を射します
私達が到着した時は大半が引き揚げ犬を連れた男性一人と
若い女性二人が楽しそうに語り合い遅い昼食をとっているだけでした
そんな閑散とした空間だったからこそ余計に寒々と映ったと言う事もあるのでしょう
自然が造り上げた造形にウットリした後は「ひょうたん池」に立ち寄ります
石仏の置かれた所から本道を右に逸れ200m、踏み外したらまた骨折しそうな(高さ2mほどの所も有り)
細い木道を紅葉に囲まれて奥へ進んだどんずまりに“人知れず”が似つかわしい姿の瓢箪池は有りました
しかし・・・此処からは僅かに池の一部が見えるだけです
何とか池のほとりへ行けないものかと周辺を探ると無理矢理、先人が付けた足跡が池に向かって下っているのを見つけました
それでも未だ池の全容を見る事は出来ませんが鳥にでもなって上から見ればきっと瓢箪の形をしているのでしょうね
ここから先はもう駐車場の有る沼っ原を目指すのみです
右に三斗小屋へ下る道を分ける辺り華やかさはグン落ちますがブナの黄葉のトンネルは絵に描いた様でした
秋の日はつるべ落とし、もう直ぐ4時になろうとする登山道は西に傾いた太陽が木漏れ日を投げかけます
感激した牛ヶ首から5キロ(?)、そろそろ足も悲鳴を
あ~ぁ、また 転ばなくも良い所で転んでしまい膝小僧を擦りむいてしまいました
斜光を浴びて銀色に輝く笹の向こうに同じく銀色の光を放つ沼っ原の調整池が見えてきました
もう、ゴールも近い
4時、ようやく駐車場に帰りつきました
朝方のかなりの車の量も今は数えるほど
来し方を振り返れば秋色の白笹山と南月山が静かに見下ろしています
・・・・・・
例によって登山後の楽しみは
今日は折角、那須に来ましたので近くの板室温泉(グリーングリーン)で汗を流す事にしました。勿論、源泉かけ流し(500円)
アクシデント
帰り道、那須ICから高速に乗り家には9時には着けるだろうと思っていましたところ
西那須野から矢板間が事故で8キロの渋滞、待ち時間が80分と表示されました
仕方なく3区間 走った西那須野で一般道に降り日光に向かったのですが
その道が「紅葉ライン」に続く峠越えの道だったのです
未だ紅葉もしていない道をダラダラと走った先に料金所が有りました
季節外なのに何て事でしょうと有料料金時間帯を問えば21時まで600円と言う事でした
その時が何時だったかと言えば20時・・・・・・・全く何て事か です
まぁ、野生のシカが見られたからイッカと言いながら3分も走らない内、又々料金所
今度は龍王峡ラインなんだそうです
思わず聞いてしまいました
「この先、未だ料金所があるんですか?」と
もしかして文句を言うドライバーもいるのか申し訳なさそうに
「直ぐ先のトンネルを潜った所にもう一ヶ所あります。トンネルを潜るだけで料金が掛かりますので
それを避けたいなら温泉街を通る事になりますが手前の信号を左折すればR121に出られますので」
まったく追いはぎの様な道路ですよね
それでも途中、食事をとり何とか家には23時には着く事ができました
色々思わぬ事に遭遇もしますが、これも後々には笑い話として語る日もくるのでしょう
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