今日は日本と関わりの深い百済の歴史を尋ねます
昨日、行った宮南池は市街地から南の方角ですが山城は北側の小高い山です
今日も暑く外気温は37.4度
昨日の日本からのメールでは2名の死者が出てしまったのだとか
ここ韓国は湿度が低いのが取り得ですが、それでもアスファルトの照り返しがきつく汗が額に滲みますが
タクシーを使う程の距離では有りません
城門を潜り先ずは三忠祠(サンチュンサ)へ向かいます
ここには百済最後の王の暴挙を諌めた
成忠(ソンチョン)・興首(ホンス)・階伯(ケべク)の三忠臣が祀られています
これは世界史で学ぶところですが
新羅と唐の連合軍に攻撃された百済に加勢したのが日本軍だったのですよね
でも、一旦は退いた連合軍に再び攻められ結局、大敗してしまいます
日本でも高名な蘇我氏は実は百済から亡命した貴族で
この事は戦争を含めて日本書紀に記録されている事実です
ここは街の喧騒も無く緑陰の涼しさに一気に汗が引きましたく
松林に変わった坂道をゆっくり登り石垣だけが残る軍庫址(だと思う)を見た辺り
松の実を探して忙しなく動くリスを見つけました
お願いだから少しジッとしてといった私の想いが通じたのか・・・
この建物は・・・ちょっと分かりません
そして此方はは迎日楼(ヨンイルル)と言い
王や家臣達が朝日を拝し繁栄を祈った場所だそうです
この先、幾筋も走る道に何処を歩いているのか分からなくなってしまい
前から走ってきた男性に百花亭への道を尋ねますと「私が案内します」
話に寄りますと男性は毎日ここでジョギングをしているのだとか
“それでは毎回、わざわざ入場料を払って運動にきているのかしら・・・”そんな疑問が湧いてしまいます
そんな事で好意を有り難く受けた私達でしたが
とにかく付いていくのがやっと
何で韓国の人はこうも歩くのが速いのでしょうかね
半月楼(パンウォルル)に上がってみますか?と仰ったので、ようやく一息つく事が出来ました
此処はとても眺めの良い場所で眼下に白馬江(ペンマガン)と扶余の街並みが一望です
再び早歩きの始まりです
売店を見つけた雄さん「ジュースでも飲みますか?」
そこで自販機に向かいお金を入れようとすると「私が買います」と男性
こちらは案内をして頂いているので
「そうはいきません」と言いますと「いいからいいから」
そんな押し問答が続きましたが結局、ご馳走になる事になってしまいました
毎日、ここをジョギングしているせいか売店のアジュンマとは顔見知りの様で
私達も会話に加わり楽しい一時を過ごしました
この梅ジュース、済州でも飲みましたが中々です
ようやく目指す落下岩上に建つ百花亭が見えてきました
ここには百済滅亡をを知った官女たち約3千名が
節操を守る為にこの落花岩から白馬江に身を投げたという悲話が語り継がれ
今でこそ何事も無かった様に静かに流れる白馬江ですが
当時は落花岩も川の水も<血で染まったと言われています/font>
お母さんが愛情込めて作ってくれたお弁当なんでしょうね
幸せそうな子供たちの笑顔です
「ここから急坂を下りますと皐蘭寺(コランサ)という寺が有ります」
そう言うと男性は道無き雑木の中を駆け上がっていきました
教えて頂いた道を下り寺に着きますと本堂から僧の読経が聞こえています
場所によっては録音された物をスピーカーで流している寺も有りますが此処はライブ
こうでなくてはいけませんよね
今までの早足が祟ったのかベンチに腰を下ろすと一気に汗が・・・
側に有った売店で団扇を二つ購入しましたら耳かきを二つサービスしてくださいました
直ぐ側の御堂では熱心な信者が祈りを捧げています
こんな所をカメラに納めるのは罰当たりでしょうか
ちょっと心が咎めましたので御神水で清めて・・・っと
身を清めたあと白馬江を覗けば今、ちょうど遊覧船が扶余に向かうところでした
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