たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

その2・独立記念館 (天安)

2014年10月29日 | 韓国
独立記念館は全斗換大統領の命に寄り独立の為に亡くなった人々を弔うため1987年に設立されたものです

2コーナーからは、とうとう侵略や統治の問題に当時の韓国の人々が如何に苦しんだか

これでもかという程の量が展示されていました

「独立」と言う事なので仕方の無いことなのかもしれませんが

あたかも韓国5千年の歴史の4千年以上が日本に侵略されていたような錯覚さえ覚えてしまいます

日本の全てが正しいとは言いませんが

これでは「独立記念館」と言うよりも「反日記念館」と名を変えた方が良さそうです


先ずは写真で追いたいと思います(暗い中での撮影でしたので写りが良く有りません)

韓国を植民地とした日本軍はここで日韓乙巳勒約協定が結ばれました

(写真、中央の人物が伊藤博文)


今も問題になっている慰安婦を連行するシーンですが

強制的という問題に関して言いますと必ずしもそうでは無かったようです

日本軍は大卒の主任級が月収20円の頃、月収300円という高額で公募を募りました

結果、中には貧しくて自ら応募した者、親に売られてしまった者、借金を背負っている者達が

応募したと言うのが真実だからです

車に乗せている男性も実は日本人では有りません

(と言うより併合時代は国際法上、韓国人も日本人でしたから

日本人がこの様な事をしたと言われる部分も有るのでしょうが)



独立に関わった運動家(キム・ケナン キム・ボッカン)




この人物は「ソ・ジェビル」で韓国に失望して日本やアメリカに亡命を繰り返した人です

説明では日本に留学していた頃「大韓民国万歳」と唱えたと有りますが

韓国に帰国し金玉均と共に「甲申政変」を起こしそれが失敗すると再び日本へ亡命するわけで

残された家族は(三親等まで)残忍な方法で処刑されたといいます


そして誰でもが知る伊藤博文を射殺した安重根(アン・ジュングン)ですが

射殺後、即刻ロシア官憲が逮捕し日本官憲に引き渡されてその翌年、死刑となりました




昭和天皇暗殺を試みたテロリスト李奉昌


何だか疲れました、喉がカラカラです

ここらでちょっと一服した方が良さそうです


気を取り直して次に進みましょう

私がショックを受けた際限シーン 多分、平静な気持ちで観る事は出来ないでしょうが目を逸らさないで下さい

日本軍によるとされる拷問シーンの一部で他に目を覆う様な残忍なシーンも有りました

かなり誇張されているのかもしれませんが実際、私には良く分かりません

ただ言えるのは何が悪いのかと言うと戦争なのです

戦争が始まれば何でもするのが国であり人間なのです




















韓国を植民地とした日本は日本語を韓国人に強要しました





















そして1945年、ついに韓国は独立を宣言しました

と言いましても独立できたのは国民の力と言うより日本が敗戦した事で植民地から逃れたわけですが

これはその時の大韓民国臨時政府の要人たちです


しかし思うに、はたして韓国民の全部が反日運動をしてたのでしょうか

当時の日本の力を借りて近代化を図った人たちも多くいたはずで

ある意味 彼らは韓国の独立に戦っていたのではないでしょうか

しかし

それらの正当な評価を受けていない改革派と言われる人達の展示資料が皆無で有った事は解せません

韓国人が異常に自己を誇示するのは独立運動を始めとし

執拗に主張しないと韓国人のアイデンティティは存在しないとの恐怖感が絶えずある様に思えてならないのです

あるコーナーでは課外授業の一環でしょうか

教師の説明に熱心に耳を傾けている小学生の姿が有りました

無垢な子供に日本が行った惨たらしい行為を語っているのです

この説明を受けた後「日本人は悪人か」と教師に問われれば「悪人です」と答えるでしょう

出来るならば両国の歴史家が主観を排除し客観的な資料を元に作り

それを子供たちに学ばせてやるべきではないでしょうか

摺り込まれた過去にとらわれず歩み寄らない限り日韓の関係は平行線を辿るばかりで進展は有りません

日本は敗戦と言う屈辱を味わいながらも恥を忍びつつ乗り越えてきたからこそ今の日本が有るのです

原爆の被災者は殆どが非戦闘員でした

日本国民にとって決して忘れられないこれこそ許しがたい行為です

しかし日本はその悔しさを礎に立ち上がりました

韓国が言う「歴史を忘れた民族に未来は無い」ではなく

未来の為に耐えなければならない事も有るのではないでしょうか

何時までも過去に拘り相手を批判して良い事があるのでしょうか


一通り見学し終わり売店で土産品を見ている私達に支配人が声を掛けてきました

色々話す中で「日本人は此処を訪れますか?」と問いますと

「今は日韓の関係が良くないのでお見えになりませんね」と言っていました

又「今の日本人は現実を国政やメディアの言う事をそのまま信じる人は少なくなっていますが

韓国はどうですか?」の問いには「未だそこまでなっていない」との事でした

私達が土産にしたのは仮面のストラップ

仮面の下に隠された顔が穏やかで有ります様に祈りを込めて




外に出ますと雨は止んでいました

三義士(左からコン・ボンキル アン・ジュングン キム・シャシン)の胸を張る像が見下ろしており

近くにはこうした憩いの池も有ります

ここは日本人が来て決して楽しい所では無いでしょう

しかし、一度は来て今の韓国の実情を確認するには有用な場所だと思います

再度、巨大なモニュメントタワーを見ると韓国人の複雑な心情が垣間見える様で

何か苦しい思いにかられました

多分、韓国及び韓国人は様々な要素で苦しんでいるのだろうと思います

肩をいからせず相手の事を配慮し

本当の先進国となって普通に暮らせる日が訪れる事を願い記念館を後にしました


ふとマイミクさんが書いた

恨みを晴らすのに恨みを持ってするならば人の世に恨みの亡くなる事はない

恨みを越えた広い心を持って全ての人が救われる道を求めよ

その言葉が脳裏を横切りました




人気ブログランキングへ