続き
この白石稲荷山古墳は5世紀後半に作られた全長175mと言う大型古墳で一体の古墳と合わせて国の史跡に指定されています。発掘調査で二つの埋葬施設や装飾品、家形古墳(7個)等々多数の出土品が見つかりその多くは東京国立博物館に展示されているとの事でした。
3世紀後半から7世紀末まで続いた古墳時代ですが4世紀には朝鮮半島との交流も盛んになり鉄や馬が渡来したのもこの頃、そして儒教や仏教、漢字が伝わった事で日本文化は大きく飛躍しました。何しろ漢字を持たなかった倭国にとって交流の功績は大きく、それによって私達はこの時代の暮らしを知ることが出来た訳ですものね。古代文化に思いを馳せ桜を堪能した実りの多い春の一日でした。