たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

ヤマボウシ

2020年05月24日 | アウトドア

雄さんの足の腫れと痛みが大分、良くなり久し振りに自衛隊駐屯地近辺を散策です。気象庁は晴と今日の天気を予報しましたが、雨こそ降りませんでしたが雲の層は厚く今にも降り出しそうな空模様でした。

桜はスッカリ葉桜となり、その中にヤマボウシが際立っています

地味な花では有りますが味わいのある白さです

秋になると赤く熟した実がガラリと趣を変え、それもまた楽しみです

少しでも外の空気に触れる事が出来て雄さんはご満悦

車に戻ってふと草叢に目を向けた時、唯一の彩りを見つけました。美しい色のアザミの花でした。

日本には素晴らしい歌がありましたね  母が好きな歌でもありました

        いとしき花よ 汝はあざみ 心の花よ 汝はあざみ

        定めの径は果てなくも 香れよせめてわが胸に

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家の庭には珍しく異色花 

2020年05月22日 | 

我が家の庭もメキシコ、アルゼンチン、イギリスと大分、国際色豊かになって参りました。 全て戴き物ですが、どれも元気に育ち 随分株も増やしています。

 

エケべリア (メキシコ)

たった一つの親株が子を産み子が孫を産み今や15株と言う大所帯になりました。庭の比較的、乾燥した場所に植えたのが良かった様です。

ヨウラクツツアナナス (アルゼンチン)

頂いた時には「クレオパトラ」と言う植物名であると教わりましたがネットで調べてもクレオパトラではヒットせず正式名を知りたいとズッと悩んでおりましたが或る時、この花をブログアップされた方が有り漸く正式名を知る事が出来ました。 でもお国は違いますがクレオパトラと言う名に何処か納得してしまう雰囲気を持っている様に思いませんか? そうイメージした方の感性に拍手を送りたいです。

グラハムトーマス (イギリス)

ブログはバラの花盛りで何時になっても開花しない我が家のバラにヤキモキしておりましたが漸くです。 今、私もその高貴な香りを楽しめる事が出来る様になりました。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心に残る思い出の山 上野村・諏訪山(50)

2020年05月20日 | 心に残る思い出の山

H10年4月

8時間55分(歩行→6時間46分 休憩→2時間09分)

-(略)-

日航機墜落事故の御巣鷹の尾根を目指して立派な道路の工事が進められ地形が全く読めなくなってしまっていた。それでなくても上野村は開発の波に押され「日本のチベット」と言われたその言葉も今では色褪せ始めているのだ。だが近々無くなるであろう浜平鉱泉とひっそり佇む数軒の民家の在るこの辺りは未だまだ秘境と言う言葉がピッタリの場所であった。

糸を垂れる太公望を見ながら先ずは神流川に掛けられた吊り橋や木橋を渡り僅かに芽吹きの始まった谷あいを行くと20坪あるか無いかの空き家が在り(写真・右上に屋根が見える)建物の前には「ここで大便をしないで下さい」という立札が立っていた。雨戸も障子も壊れ大分、荒れているが環境の良い場所であった。

いつしか登山道は沢に沿う様になった。水量は多くないが沢床の石や丸木橋はツルツルと滑りやすい。 そろりそろりと右岸、左岸と渡り返しながら徐々に高度を稼いでいく。 周辺は何処にも人工林は無く自然の表情を豊かに見せる雑木林に覆われている。

左に大岩を見ると流れも細くなり、いよいよ傾斜が増し一歩一歩がそのまま高度に換算できる登りになった。 初めの内は傾斜を埋めるハシリドコロを眺める余裕も有ったが次第に会話する余裕すらなくなってしまった。 しかし「今、足を止めたら折角ローギアーで動いているエンジンが止まってしまう、頑張れ!」そう言い聞かせながら緩みない登りに歯を食いしばって耐えた。

そして遂に稜線に登りあげた。途中、笹道を通りダニを払い落した場所も有ったが弘法小屋までは先ほどとは打って変わって緩勾配 時折り遠くから聞こえてくるキツツキのドラミングに耳を澄まし薄っすらと緑に染まる山々に安らぎを感じての尾根歩きだった。

       

先ずは弘法小屋から一峰を越える

二峰目越え

岩の間を登って左に回り込み、もう一度 登って祠の在る三笠山山頂(シモヤツウチグラ)に到着。 誰もいない。 静かな山頂だ。

目の前に谷を隔ててまるで競い合う様に諏訪山が岩頭を振り立てている。目を右に転じると御座山(おぐらやま)が有り、既に林道が尾根まで伸びている御巣鷹山も有った。 あの事故から何年、経ったのだろう。 麓の上野村には立派な慰霊塔が建ち咲き誇る花々の中、大きな観音像が置かれている。

僅かに咲いているヤシオツツジを見ながら日陰に入ってゆっくり昼食をとった。此処は断崖の上、眼下に浅緑の樹海が広がり、その上に以前歩いた稲含山(いなふくみ)や両神山、二子山、未踏の天丸山、神の祟りを書いた小説「オコゼの空耳」で知られる中里村の諏訪山等々が波打っている。 

遠望は霞が掛かり今一で有ったが疲れもピークに達し惰気を催しそうな三笠山頂での憩い「諏訪山頂はどうでもいいわ」 「エッ!ここまで来て登らないのか」今日も快調な雄さんは目を丸くした。

ここから諏訪山へは一旦大きく下ってまた登り返さなければならない。先ずこのコース一番の難所の岩場を降りた。綱は全体重をかけたら切れてしまいそうな頼りない物で足の支えになる木もグズグズ。 下を見れば深い谷、気の抜けない岩場の下降だった。 無事岩場を降り切り鞍部まで尚も下る。道が穏やかになったと思ったら今度は急登が始まった。何時だったか山好きのN氏が西上州の山は桂林の風景に似ていると言っていた言葉が思い出されたが、とにかく登ったり下ったりの気忙しさだ。

右に小さな祠を見ると山頂はその直ぐ奥 木立に囲まれて展望は無い、が満足感は有った。

三笠山へ戻ると私達より幾らか齢を重ねが夫婦が休んでいた。私が此処へ着いた時と同様「ここまででいいか」と諦めモードだ。 私達も岩に腰を下ろしコーヒーを味わい、もう一度のどかな風景を堪能して一足先に山頂を下った。

今日はバカに靴に足先が当たる。沢に着くやザックを下ろし靴を脱ぎすてて水の中に入った。水温は一分と立たない内に痺れてしまうほど冷たかったがお蔭で、その後は痛みをこらえる事も無く途中、空き家の傍らに名残の椎茸が有るのを見つけ少しばかり戴き無事、神流川に辿り着いた。

入山から下山まで休憩を含めて約9時間、長い道のりだった。 

帰路、車窓には薄緑に膨らむ木々の芽や山桜の花が霞の様に、長閑でホッとする景色が何処までも続いていた。春は山も山村も素晴らしい!

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野草も群生すれば圧巻です

2020年05月18日 | 

殆ど放置されたままになっている資材置き場の草叢は、あちこちで何種類かの野草が群落を形成しています。こうしてみますと草叢と言うよりお花畑と言っても良さそうですね。

ハハコグサ

群生する中に新体操でもしているかのような一本を見つけました

群生するハハコグサに混じって咲いているこの花はアメリカフウロでしょうか?小さな花ですが美しいものです。

シロツメクサ

こんな群落の上は靴を脱ぎすてて駆けづりまわりたくなりませんか?

ユウゲショウ

何方が命名したのか何とも艶っぽい名前を戴いたものです。夕方、格子の向こうで化粧するお女郎さんに映ったのでしょうか? 

クサノオウ 

先日、挙げたばかりですが、その時に折角 教えて頂いた名前です。こうして繰り返し上げていれば覚えられますね。

ナガミヒナゲシ

もしかして我が家のヒナゲシの種が飛んで着床したのでしょうか。庭に植えてはいけない花の代表格と知ったヒナゲシは今、我が家の庭から姿を消しましたが、こんな所で生き延びていました。

背丈の有るキツネノアザミも、これらの野草を取り囲むように群生しています。見向きもされない様な地味な花ですが、こうして写して上げれば中々のものでは有りませんか。

タツタナデシコ

草叢の直ぐ横に在る家で育てているナデシコが根を伸ばし資材置き場に侵入した様です。野草に同化して違和感を感じさせませんでした。

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の庭の花(その14)クレマチスなど

2020年05月17日 | 

5月の声を聞けば待ってましたとばかりに咲き始めるクレマチス、我が家に有るのは極一般的な花ですが、なまじ珍しい品種より飽きが来なくて私は好きです。今年も薄紫と濃い藍色の大輪を誇らしげに披露してくれました。

弱弱しそうなカラーですが根性で今年も花を持ちました

モッコクの下では、チゴユリが俯く様に咲いておりました。最盛期を過ぎて幾分、精彩を欠いていましたので一寸、離れて・・・ハイ・チーズ! 

(コメント欄は閉じております)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする