たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

雨の花火大会

2023年08月21日 | イベント

周りを見渡せば今日も積乱雲に取り囲まれている。もう何日、こんなグダグダした生活をしているだろうか。ちょっと庭に出て草に手を伸ばしても30分と続かない。これではいけないと思いながらも今日も引きこもり生活。関東は今後も暫くこうした天気が続くらしい。

 

引きこもり生活で何をやっているかと言えば・・・する事が無いからお茶を飲み小説に読み耽る。絶対良くないよね。

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昨夜の事

恒例の埴輪の里の花火大会が打ち上げられました。4時頃、激しい雨となり一旦は止んだ雨が7時頃又降り出し花火大会もお流れかと思っていると7時半、予定通り決行。ガラス越しで有り雨も降っている事から余り上手くは写せませんでしたが家から約15キロ先の打ち上げの模様です。

 

 


クリーム色のヒマワリ

2023年08月20日 | 

朝から榛名山の上に頭を擡げた積乱雲。今日も暑い日になるを予告しています

八ヶ岳の上では既にカナトコ雲が出来上がっていました

夏の花と言えばヒマワリが先ず浮かびます。近辺にもひまわり畑が有りますが、この暑苦しい中とても観に行く気持ちになれず今年は訪れませんでしたが、代わりにお隣の畑に咲くヒマワリで夏の花の気分を味わう事にしました。ちょっと変わったヒマワリで花の大きさはやや小さ目で花の色は控えめなクリーム色。豪華さは有りませんが、こちらの方が見た目の涼しさを感じます。

 

焼けつくような青空を背にしても、何処かスッキリした感に好感が持てるでしょ!

 

百日草は寿命の長い花です、咲き始めてからもう何日経ったでしょう。まだまだ元気溌剌、暑さにも強そうですし我が家にも植えたい花ですが、もうスペースが無いのよね。コメント欄はお休み致します。


秋海棠と豹紋蝶

2023年08月19日 | 花と昆虫

今日も焼けつくような暑さでしたが皆さんは如何お過ごしになられたでしょうか。

暑さを押して庭に出て見ますと

秋海棠が咲き始めていました。秋の名の付く花と言えば秋明菊も蕾が見られます。暑い暑いと言いながらも何時の間にかそんな季節になったのですね。

先日アップしたユリは暑さに負けて無残な姿でしたが、ここに咲いたユリは何と美しい姿でしょう。何処からかやって来て根を下ろし3年目、すっかり定着したのですね。

 

 

 

菫を見つけては卵を産み庭中を次の菫を探してヒラヒラと舞う豹紋蝶、それを執拗に追う私。折角カメラを向けているのですから、これはと言うポーズをとってくれませんかね。結局、根負けした私でした。コメント欄はお休み致します。


(3)女峰山~帝釈天~小真名子山 下山

2023年08月18日 | 心に残る思い出の山

続き

このまま直進すれば小真名子、林道を左折すれば馬立に戻る。登り返しがきつそうで二の足を踏んだが時刻は未だ11時 ❝ここまで来て❞と言う思いが勝り気乗りしない雄さんの背中を押し樹林帯に踏み入った。

再び雪に埋まった斜面は時に道を外さなければならなかったが帝釈天の下りで学習済みなので今はそれ程の不安はない。急に樹林が途絶え視界が開けると道は女峰への登り以上のきつそうなザレ場に出た。

誰かの歌の文句では無いが一歩進んで半歩ずり落ちる、その連続だ。ペンキマークが中間地点に有る大きな石に付けられているのみで道はないに等しく登り易そうな場所を選ぶしかない。登るほど斜度は増している様だ。雪道の下りで体力の限りを使い果たした体には応えるが「登ろう」と言った手前、弱音も吐けない。

ペンキマークの手前に来た時、雄さんが体を預けた70cm程の石がグラットした。雪解けで緩み上から落ちて来た石が辛うじて個々の留まったと言う感じだ。事故の元にもなりかねないので登山者の居ない今、落としておいた方がいいだろうと判断しほんの一押し、石は凄まじい勢いで斜面をバウンドしながら落ちて行った。やれやれ、あんなのに当ったら一溜りもない。

山頂直下、また残雪に阻まれた。直登は危険な感じだ。何処をどう歩けば良いのか迷ったあげく右側の樹林体を捲くしかない。危険個所は木の枝を借りながら遮二無二、突破して行くと今度は2mもある岩が行く手を遮った。右は深い谷なので岩に生えている灌木に掴りながら慎重に登り、そして下りシャクナゲの枝に顔を叩かれながら高みを目指す。すると突如、登山道が目の前を横切っていたではないか。「登山道発見!」思わず叫んだ。山頂手前の電波塔のある広場は直ぐ先だった。

小真名子より眺めた大真名子

案内書に有る様に360度の展望は文句の付けようがない。先ずはザックを置いて山頂へ。木の間越しに見える大真名子山は、もう手の届く所だ。ここを登れば奥日光の山は全て制覇できるはずだった。が、再び残雪を押して登っても、かなりの難行となるだろう。「次の機会に」大真名子山だけを登りに来よう。そう思い電波塔に戻った。

ベッタリと雪を付けた会津の山並み

厳冬の佇まいの日光白根山、右手前は花が美しかった太郎山

帝釈天と女峰山

電波塔からは奥日光の山々のみならず深田百名山がズラリと並ぶ。今迄の苦労が報われた360度の大展望は粗末な昼食の美味しいおかずになった。

2時少し前、無事、富士見峠に戻った。春と冬を言ったり来たりした2日間、新潟の権現、鉾ヶ岳、そして五頭山がそうだった様に、この変化を楽しむにはそれなりの忍耐を強いられる事を覚悟しなければならない。だからこそ、やりとげた満足度は大きい。馬立への長い林道を歩きながら振り返ると女峰、帝釈天、小真名子、大真名子が逆光の中にユッタリ横たわっていた。

帝釈天と女峰山 

残された大真名子山

逆光の中の小真名子と富士見峠。ここからはその険しさは伝わって来ず、ただノンビリした空気が感じられるばかりだ。

鹿の食害から守る為、若木には網が巻かれている。

2時間と言う長い林道歩き(未舗装が救い)ながら「夜になるとアチコチで見かける鹿は今、何処でどうしてるんだろうね」 ダケカンバやシラビソの中に点在する、まるで庭師が手を入れたようなモミの木を眺めながらそんな事を話しているとたった今、走り去ったらしい鹿の爪痕が林道にクッキリ付いていた。コメント欄はお休みです。


(2)女峰山~帝釈天~小真名子山

2023年08月17日 | 心に残る思い出の山

続き

次のピーク、帝釈天に付くまでには天気予報通りこの霧が霧散してくれる事を祈って女峰山を下る。晴れていればアルペン的景観が広がると言う今日の女峰~帝釈天はとにかく風当たりが酷く木々に付いたエビノシッポが千切れ顔や首に容赦がなく、それどころではない。下方に戦場ヶ原が束の間見えただけだ。右斜面には今まで見た事の無いほどのシャクナゲが密生していた(見頃は6月か?)

 

 

 

大して離れていないのに私の姿が殆ど消えかけている

 

痩せ尾根のアップダウン、晴れていたら楽しいであろう岩場の鎖と変化に富んだ尾根歩きを風と戦い雪道に難儀し帝釈天に着いたのが9時15分。グレープフルーツを食べていると急に背中に温かさを感じた。と同時にあれほど濃かった霧が見る見る内に晴れ上がり尖った女峰、これから向かう小真名子、大真名子、その背後には男体山。そして振り向けば花を存分に味わった太郎山と深々とした緑に、ぽっかりと嵌め込んだ様な湯ノ湖が目に飛び込んだ。息を飲む眺望とはこの事を言うのだろう。

 

女峰山

ここから小真名子山へは422m下って290mの登り、更に大真名子山へは223m下って275mの登り。かなり激しいアップダウンだ。 だが・・・行くっきゃない

い。少し下ってコメツガやシラビソに囲まれた広い雪原に出た。問題は下山道だ。標識やマークは雪の下に埋まっており目印となるものが何処にも見られない。小真名子山が見えていれば見当も付くのだが樹林に囲まれている為、方向が分からない。15度ズレても全く別の所へ行ってしまうので、ここは慎重にならないと大変な事になってしまう。

立ち木の様子を見るとそこに登山道が有るかのように木々の隙間の上に空が延びていた。多分、登山道に違いないと判断し踏み切るも踏まれていない所を歩くのは容易ではなく不安も心細さも増すばかり。重いザックを背負った雄さんは時折、足の付け根までズボッと踏み抜く。折角乾いた靴がまた濡れてしまった。

偶に見つけるペンキマークにホッとしながら下りに下ってコースタイムを大幅に費やし漸く富士見峠に降り立った。何はさて置き靴を脱いで急坂で痛くなった爪先を労わる。その時ウエストポーチに付けていたスイスで購入したマッターホルンのバッチが無い事に気付いた。「またスイスへ行く機会も有るさ」と言う雄さんの慰めに悔しさに踏ん切りを付けたが、今こうして写真整理していると・・・あぁやっぱりクヤシイ。