柿の実

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マウナケア下山(ハワイ2014)

2014-12-08 | ハワイ
マウナケアに上る時は暗かったので、星は見えても景色は見えませんでした。



朝日が昇り、下って行くと自然保護をしている氷河期時代の湖がありました。



泳いではいけません。ボートに乗ってはいけません。と看板がありましたが、水はありませんでした。



他にも、昔ハワイアンが、良質な硬い岩を求めてマウナケアに上り、石切り場にした場所も保存されていました。

溶岩は軟らかいのですが、マウナケアの山頂近くの石は硬くて、道具を作るのに珍重されたそうです。

それにしても、標高4205メートルの高さまで、昔のハワイアンは何日かかって登ったのでしょうか?

寒さ対策も、どのようにしたのでしょうね?



山頂には、植物が全く生えていませんでしたが、少し下ると植物の姿が見えるようになりました。



標高2800メートル、オニヅカビジターセンターは登る時にも休んだ所です。

帰りもここで美味しいカップケーキをいただきました。

朝日を浴びて幸せなひと時でした。



オニヅカビジターセンターは、1986年チャレンジャー号爆発事故で無くなった日系ハワイ人であるオニヅカさんを記念して名づけられたそうです。

オニヅカさんは、ハワイ出身のアメリカ人で初めて宇宙飛行士になり、とても尊敬されている方なのだそうです。



ここまで来ると、草だけでなく花も咲いていました。



しばし休憩の後さらに下って行くと、マウナケアの隣にそびえるマウナロア山が1984年に爆発した際、

「流れ出した溶岩の先端がここまで来た」場所を見ることができました。

マウナロア山は世界で最も体積の大きい山で、富士山53個分の体積なのだそうです。



そのマウナケアとマウナロアの間を通っている道路を通称「サドルロード」と言います。

昨年あたり、素晴らしく快適なハイウエーが開通したのですが、その前のサドルロードは曲がりくねり車がバウンドする高低差だったそうで、

その旧道の入り口を覗くことができました。……まったく、通りたくない道路ですね。



さっきまで、あの頂上にいたとは思えないほどマウナケアの山頂は遠くになってしまいました。



帰り道、野生のヤギが歩いているのを見ることができました。



ホテルに戻って、水のペットボトルをリュックから出してビックリ気圧の違いからペチャンコに凹んでいました。



地上は温かいのに「凍傷になりそうだ。」と言う夫。

寝不足も重なり、寒さから立ち直れないので、湯を張った湯船に浸かることにしました。



今朝は、バスタブに出現のかわいい子でした。