УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

風邪ひいてしまいました

2012-04-29 21:15:41 | 日記
今日は、静岡市美術館に行きました。
でもって、風邪もひいてしまいました。
くぅぅ(>_「森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史」を、見てきました。



森村 泰昌(もりむら やすまさ、1951年6月11日 - )は、日本の現代芸術家。
セルフポートレートの手法を使い、自らの身体を使って世界的に有名な絵画や有名人などを表現する。大阪市在住
と、wikiにありまして、ポスターをかの絵(?)も、マリリン・モンローにコスプレしたご本人、という感じの作品でして。
なんか、「アイディア勝負」的な印象を受けなくもないけど・・・という感じでとりあえず見に行ってきましたが、これがなかなか興味深い。
彼が、この手法にいたるまでの、若い時からのいろんな作品が展示されてるのですが、それのどれもがオリジナルであってかつ、コピーである、という感じ。
今回の展示会の「まねぶ」っていうのに通じるんだけど、「これ、いいなぁ~」という絵を見たら、とりあえずまねしてみる。
そっくり同じ、ってわけじゃないけど、どこか似ているという感じ。
出身は大阪なんだそうだけど、なぜか「高松市」の美術館所蔵の作品とその真似、作品がそれぞれ並んで展示されている。
大体、こーいう世界って「オリジナリティ」が大切にされるよーな気がするし、まぁ、誰の、どんな絵の影響も受けてない、って言うのは不可能だけど、あえて「これのまねです」って言い切る、そこが面白いですよね~。
でも、まねだからダメとか、っていうのじゃない。
自分の外にある、その絵が、自分の中を通って、別の絵として生まれてまた自分の外へ出て行く、その過程がなんか面白いっていうか。
美術にかかわらず、現代ってわりと「自分らしさ」が重要視される時代だと言われています。
「自分探し」がブームになってた時もありましたな。
でも、その「自分らしさ」っていうのを探す、他人と違うところを探す、あまりにもそれが行き過ぎて、探しすぎて疲れちゃう世の中でもあるんじゃないか?っていう話も聞きましたが、なんかそれを思い出したな~。
素直に、「これをまねてみました。」って美術展もあんまいナイんじゃないかな?
学生時代の「体育会系の美術部」とかの話も面白かったなぁ。
解説も、ご本人が書いているので、直接話しを聞きながら絵を見て回っていく感じも受けましたな~。
最後の方にあった「電気服」なんかは、なーんかスネイプ先生かと思ったよ(笑)
また、現代近代の日本の美術史を知る、という面もありました。
一枚の、例えばポスターのマリリンのコスプレだけを切り取って、「アイデア勝負」と評価するのではなく、彼の人生美術人生、また、日本の美術史、社会史を通った上で、このマリリンがあるんだな~というのが段々分かってくるような作品展でもあったなぁ~と思いました。

で、帰宅してから、風邪が悪化して寝込んでました~
コメント (2)
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