↑ 関ヶ原絡みで、落ち武者に似ているとよく言われる狆
さてさて、関ヶ原に旅行先を決めたのは、わりと狭い区域に神社が沢山ある、という以外にもう一つ理由がありました・・・
それが、ここです!

関ヶ原ウォーランドっ!
ここは、「死ぬまでに(人によっては)一度は行ってみたい(かもしれない)日本のB級スポット100選!!」に、堂々と選ばれております、関ヶ原の戦いのテーマパーク・・・なのです。

最近は違って来たのかもしれないけど、以前は「関ヶ原」はそれこそ、「関ヶ原の戦い」があった、というその事実のみで、だからそれからどうしたのか?どうそれを生かすのか?っていう点は全然だったそうです。
これだけ、東西軍ともに死者犠牲者が出ているのに、その魂を弔うお寺とかもなし、放置状態。
というわけで、それを憂いた地元の方が、その遺言で「関ヶ原の戦いを後世に伝える施設を作るべし、亡くなった人を弔うお寺を作るなり」と言い残し、その遺産で作られたのがこの「関ヶ原ウォーランド」なんですね~。
その遺言が実は、500年近く時の流れた、昭和時代の話だったという・・・
という、高い意志の元に作られたこの、テーマパーク・・・なんですね。
入場料は大人500円也。
入場するとすぐには・・・

お約束(?)の顔出しっ!!関ヶ原って顔出し好きだねぇ。

むむ、これは!!
「戦国ストラックアウト!!」どのあたりが「戦国」なのかは不明です・・・
で、とりあえずは資料館になっておりますが、ここの見所は、本物(らしい)当時の甲冑、兜、といった武器防具の数々!


関ヶ原民俗歴史資料館とかにも、鎧兜の展示はあったけど、あくまで「複製」と書いてあるのだが、ここのは本物!
鑑定書(?)付き!!だという。
なんで、公立博物館ではなく、私立の娯楽施設の方に本物があるのか??
私が思うに・・・
多分、個人のお金持ちとかのコレクションかその遺産を「後世に見せる、人々に公開する」という条件下で譲り受けたというか、コレクション展示に場所を提供した、っていう感じなのでしょうか???
なんとなく、古物商からいろんなそれらしきのを買い漁ったっていう感じかなぁ?
という感じに、この関ヶ原ウォーパークには関ヶ原の戦いに賭ける人々の熱い想いが、500年以上の時を越え、ここに集結しているのでありましょう!!
園内には、もう一箇所ホールタイプの資料館もあり、資料館兼休憩所兼、講演ホール兼、物置兼・・・という感じの建物です。

関ヶ原の両軍陣営や実際の陣地場所が写真を交えて説明されています。
写真は、一部セピア色化しておりました。

戦国時代の軍勢を、現代の自衛隊に置き換えてみたら?という・・・
あー、そういや「戦国自衛隊」なんつう映画もあったね~、見たことないけど。
でもって、ここのメインは、なんといっても屋外の合戦の再現!!
歴史モノなれど、野外がメインのテーマパークなんですな。
歴史モノなれど、野外がメインのテーマパークなんですな。



こんな感じで、広大な敷地内にほぼ等身大の人形たちが多数集い、その数200体以上!だという。
そして、延々と流れる浪曲風な「関ヶ原の戦い絵巻」的な語り・・・





という感じのこのフィギュアを制作されたのは、B級スポット好きな人にはお馴染みの、浅野祥雲氏。
コンクリとペンキを使った、キッチュなフィギュア制作の第一人者!!なのです。
私が彼の作品を初めて見たのは、愛知県犬山市の桃太郎神社でした。
「な、なんじゃこりゃ~っ!!!!」と思い、その数年後・・・
彼の知名度を初めて知ったよ!っていう感じです。



有名武将は名前付き。



・・・島左近の扱いが^_^;;
単に名前だけでなく・・・

名場面、大谷吉継の切腹場面も再現!
この左側にいる人が・・・

ビフォアー、アフターで、こういう運命になっております・・・
これは首検分のシーンで、徳川家康が首を見て身元を調べているシーンですな。

東軍、家康の本陣。

家康君。

西軍、石田みっちゃんの本陣。ちょっと前に登ってきた笹尾山ですな、ここ。

という感じで、来場者は自分のお気に入りの武将を探すもよし、いっしょに記念撮影するもよし、という感じ。
いやぁ、興味がない人には「なんじゃこりゃ?」って感じなんだろうけど、ここは関ヶ原を知れば知ってるほど楽しめる(?)場所でもあるんですね!!
あなたの、戦国武将への関ヶ原への愛が試される、その妄想力が試される!!という場所なのです。

単に「触らないで」っていうよりも、効果がありそうな気がしますね
わりと最近、ペンキを塗り直したみたいで、各人形に「この像を塗り直した人」の絵馬みたいなのがくっついてたのが面白い。
私も機会があったら、ぜひやりたい!ですな。

使用前

使用後・・・

表情は、こんな感じで「リアル・写実的」にはほど遠いんですが、なんかユーモラスでほのぼのですね~。
「誰かに似ている」顔の人形を探すのも一興かと。
不思議にも一見「チープな人形」なんですが、なんか妙にリアルというか、存在感があるというか。
時々、その影に「本物!?」と、びっくりする事も度々。
いや、人間もすぐ横を通ったりするからね~。
なんでも、ここって実は「心霊スポット」とも言われているらしい。
夜、誰もいない、人形しかないはずなのに・・・っていう感じかなぁ?
うーむ、でも確かに、なんか気配感じるよ(爆)
こんなのいるし。

武田信玄は、関ヶ原の戦いの際はすでに故人でございました。
うーむ、それならどさくさにまぎれて、今川義元くんも出して下さいっ!(爆)
それを言ったら、信長や秀吉の立場が無いか。

これも、ちゃんとそれらしい色を塗れば、普通に(?)仏像なんだろうけど、さすが浅野氏の作品だけありますね、この塗り方。

全く関係なく、池に龍がいる・・・

謎の廃墟・・・じゃなくて、にんにん城というモノらしい。

先にバラしてどうする?って気のからくりがあるらしいが、ほとんど廃墟。
狭いはしごあって、二階(?)部分に上がれるんだけど、マジで怖いから止めた・・・
というような、さすがB級スポット100選に選ばれるだけある、その名に恥じぬ施設でございました。
うーむ、これは浅野氏の作品をさらに見てみたくなりました(爆)
熱海城にあるんだよね~、近場では。
園内は、ほどほどのほどよい感じの人具合でしたが、お隣のお土産兼レストラン場所は超コミコミ。
団体バスが次々吸い込まれていく、という感じ・・・
ですが、ウォーランドに来るのはあくまで「同志的な個人客」ばかりのようです^_^;

お隣の土産物屋で、土産として売られていた静岡茶!
どうもありがとうございます。