

GW,一日今日は働いて、また後半の3連休ですね~。
でもって、昨日は、地元の駿府博物館で開催されている「浮世絵ねこの世界展」に行ってきました。
確か、以前にも、この美術館が別の場所にあった時にも、浮世絵のネコの特集やってたんだよね~。
この美術館は、ちと小さくて狭いせいか、大物の油彩とか彫刻作品とかよりもこういった浮世絵とか水彩画のような小品の展示が向いているのかもね。
クラシックで例えると、フルオーケストラの演奏を聴く大きなホールではなくて、弦楽四重奏とかを楽しむサロン的な小ホールという感じ。
で、浮世絵、それもネコ!とくれば、もう国芳!でございますが、彼の作品もかなりありますが、他の作家のもあるよ~。
浮世絵の中で、ネコがどう描かれているのか?別分類というか・・・
ネコ単体での絵、美女+ネコの絵、子ども+ネコの絵、化け猫の絵、とかという感じに分けての展示になってます。
面白いのは、国芳作品の場合・・・
もちろん、ネコがメインをいう作品も多いんだけど、それ以上に美人画も多い。
これは、彼も「芸術家」というよりは「商売」であり、顧客の要望に沿った絵を描く事になるであろう、そうすると、多分依頼されるのはネコ絵よりも美女絵だと思うんだよね~、普通。
しかし、国芳の場合は、あくまでネコを出す、美女も描くけどネコも描く、という感じで、画面上に何気にだったり、美女と同等だったりしてネコを意地でも出してくる!ところが天晴れ!!ですね。
多分、依頼主が「犬を描いて」って依頼してきたとしても、きっと犬がメインなれど、脇役とか画面の片隅に風景とか小物的にネコを出すに違いない!!と、思いましたね~。
それにしても、江戸時代から、明治、一部は大正、昭和の作品もあるのだけれど、わりとネコの尾が短い、鍵しっぽだったり団子しっぽだったり、短い尾のネコがかなり多かったです。
江戸時代は、10年以上生きているネコは、尾が二つに割れて猫又になる(ジバニャンですな)という言い伝えがあって、そのため長い尾のネコは好まれずに、短い尾の方が好まれたっていう話はよく聞きますが、実際よりもより絵の方がそういった「縁起」を担いでいたのでしょうな~。
化け猫と通じるかもしれんが、ネコが人間のコスプレしている絵も多かったなぁ~。
動物に服着せて直立歩行させている擬人化(?)は、昔も今も古今東西問わずありますが、和服、着物が一番似合うのはネコだろうな~とも思います。
ドレスとかでも合うけどさ。
化け猫の浮世絵は、前回の展示の時の方が点数は多かったように思いますが、まぁ展示スペースの関係もあるしね。
今回の展示は、前期後期に分けて展示を入れ替えるそうなので、また後期も行きます(と、断言)
この企画、「ニャン割り」という事で、ネコ写真を持参すると100円引きになるんですよね~。
しかし、例え100円お得になったとしても、写真やでプリントを頼んだりしたら、結局トントンになってるような気もしないでもないですが、いやいや、ネコの飼い主は自分とこのネコ写真を見てもらえれば、それで満足!なんですよね(爆)
実際問題として、金の問題ではないのです(爆)
まあ、ネコを飼ってない入場者も、飼ってる人でもその生猫写真を見て、その写真を見てウハウハするのはおんなじですがね~。
皆、猫好きだからこそ来るんだろうし。
で、絵を見ながら、皆なんか猫ネタを話しているところが笑えましたな~。
「うちの猫がうんたらかんたら」とか「あー、昔も猫ってこうだったんだね」とか「こーいう猫話知ってる?」とかとか、とね。
で、私はいつも以上に、絵葉書を大量に買い込んできたのでありました^_^;