日曜から今日まで、一泊二日で愛知県の三河湾に浮かぶ佐久島に行ってきました。
ずーっと海の香りのところを歩いていたので、まだなんか磯の匂いがするよ~
今日は約32,000歩、歩いたそうだ、万歩計アプリによると。
で、その話はまた後日(写真整理が終わらないので)にして、先週末に仕事帰りに静岡市美術館で開催されています、スタジオジブリのレイアウト展を見に行ってきました。
なにせ、土日に行くとすごい混んでるので、あえて平日の終了時間間際に行ってきました。
まぁ、この美術館のサイズから言って、大体1時間くらいあれば大丈夫か?と思ったんですが、結構展示数が多くて2時間くらいかかりましたよ~、ほんと閉館ギリギリだった!
普段の展示と比べて、レイアウト画ってサイズが小さいのでその分展示数も多いんだよね、よく考えたら。
で、ジブリ作品っていうか宮崎父監督関連の以前の作品も含めてのレイアウト展でした。
アニメのレイアウトっていうと・・・
イメージボードをもうちょいしっかり描いたもんかな?と思いましたが、当たらずも遠からずって感じかな?
宮崎監督が長編映画とか作っていた初期の頃って、イメージスケッチを壁にベタベタとりあえず貼りまくって、それをみながらアイディアを詰めていく、っていう作り方を確かしていたような気がするが、それをもっと実務的にしたのがレイアウトという感じでした。
アニメ作品は共同作業、たくさんの人が関わる作業になるので、その意思統一を図るための資料っていうかね。
全部宮崎監督とかが描いているわけじゃなくて、作画監督が描いたのあり、美術監督が描いてたり、原画マンが描いてたりとかいろいろ。
感動したのは、金田伊功さんのナマ絵があった事!!!!
そういえば、ナウシカとかの原画描いてたもんなぁ、金田さん!
で、レイアウトとはいえ、絵ばかりではなく、ここはこういう動きでとか、撮影はこうで、とかのメモ書きみたいなのもあるんだけど、走り書きの上に業界用語・・・^_^;;
なんで、今回は、音声ガイド必須!!ですよ!
借りて聞きながら見た方が絶対面白い!と思う。
実際に映画と関わった方が解説してるので、そういう細かい解説あり、裏話ありで。
すでにボロボロのも多数あるんだけど、こういうのは当時は終わったらもうゴミ、的な位置づけで、今考えるとすごく勿体ないんだけどねぇ。
「魔女の宅急便」なんかはほとんど行方不明・・・多分、捨てられた?って感じだそうで。
今、こうやって資料的な価値が出てくるとは思われなかったんだろうねぇ~。
それぞれに、そのレイアウトと該当する映画のシーン映像が対応されていたりとかしてね~。
平面のアニメでいかにして立体感、奥行とかを出すか?を、ローテクでいろいろ工夫している、まさしく職人芸!って感じでございました。
TOPの写真は、平日のみ撮影可の「千と千尋」をイメージした無限回廊でございます。
本来は、自分もその中にはいって撮影するんですが、私の場合はいかにして自分を入れずにこれを撮影するか?が大変でした^_^;;
作品の中で、一番スペースとってるよう思えたのはやはり「千と千尋」かなぁ?
一スペース天井から床までぎっしり!!って感じでした。
それにしても、解説が面白かったっていうのもあるけど、ジブリ作品だから全てがヒットしているわけじゃなくて興行成績的にはイマイチだった作品もあるわけで。
手間暇かかってるとか、作品の質=興行成績に結びついているわけでもないので、そーいう作品の解説は大体「ぜひブルーレイでご覧下さい!」と入ってるところがちと笑えた。
あと、宮崎父の監督作品だと、技術面とかの解説が細かく具体的に入るけど(このシーンはこう撮影する指示が出て、これはこういうのを狙っているとか)宮崎息子監督作品は、それがすげーあっさりでほとんど無いとか(爆)
「これ、吾郎さんが描いたんですよ、すごいですねぇ」くらいしか解説がないのがなんともねぇ。
あと、ぽにょはとにかく「動き」だけで作ったとか、「ハウル」の原作無視とか、なーるほどねぇ、って思える解説も多々ありましたな(苦笑)
で、ジブリ展だけに土日とかは小さいお子さん連れのファミリー層が多いみたいだけど、対象は小学生以上ですな、幼児は無理。
ほぼ鉛筆画のスケッチみたいなのがズラズラ続くだけだし、大人は楽しめても子供は無理かもなぁとも思いました。
単に「トトロ楽しい!」「ぽにょ可愛い!」レベルの人には無理があるっていかね。
まぁ、それなりに会場外には体験型(?)のお子様も楽しめる展示があったりもするけど、このレイアウト自体はかなり大人向けであると思いましたねぇ。
私のジブリ作品 ベスト3!!
1)天空の城ラピュタ
2)千と千尋の神隠し
3)となりのトトロ
(もし、ルパン三世カリオストロの城加えていいなら、トトロと交代させます)
ワースト3!!
1)ゲド戦記
2)風立ちぬ
3)崖の上のポニョ
ですな。