昨日から静岡市はお祭りです。
土日はパレード出ますが、とりあえず土曜は雨じゃなくて何よりです。
パレードとかで市内交通が麻痺するんで、私は本日は午前中からお隣の富士市にとっとと移動してます。
夕方まで富士市のスパ銭・ゆらぎの郷の子になってます(爆)
で、昨日これ見てきました。
コーダあいのうた
作品賞、助演男優賞、脚色賞の三冠
ウィルスミスのせい?で、話題になってないけどさ^_^;;
予告は見たんだけど、見る機会無くて。
しかし、ただ今アカデミー賞関連作品再上映してるんで、見ることが出来ました。
コーダ、って音楽用語のコーダかと思ってましたが、聾唖または聞こえにくい親を持つ子供、って意味なんだそうだ。
主人公の17歳女子高生は両親と兄が聾唖者。
家族の中で自分だけが耳が聞こえる。
そのため、一家の通訳となることがしばしば。
一家は漁師なんだが、聾唖者だけに騙されたり甘く見られる事もあり、また漁師仲間達も仲買人にぼったくられている。
そのため、一家が中心となり、直接消費者に魚を売る商売を始める。
主人公はその橋渡し役としても多忙。
で、歌が好きなんで学校では合唱部に参加してみたら気になる男子がいたりして。
で、指導の先生から声も良く才能あるから音大に進学しないか?と勧められるが、家族の事を考えると離れる事は出来ない彼女・・
って感じで。
しかし、アメリカの合唱って日本と全然違うわな〜
もっとカジュアルで、ポップな感じ、アカペラっぽかったり、ボディパーカッションぽい面もあり。
日本みたいにひな壇に並んで、鮭の産卵みたいな表情で歌うのとは大分違うね〜、って鮭の産卵つうのはなんかの邦画でそう評されてました^_^;;
で、家族は耳が聞こえないから歌や音楽わからんし彼女の歌も聞こえない。
ってわけだから、多分彼女は歌を耳コピしてるんじゃないか?って思うが、楽譜読めたんだろうか?
音大受けるなら、声がいいだけじゃ無理しょ、いくらなんでも。
声楽でもピアノ弾けないと困らんか?
とか、音大で声楽つうたら普通クラシックじゃないか?ポップス歌うなら、芸能界デビューでは??とかと思ったりもするが、まあ日本の音大とアメリカの音大は違うんだろうな〜
まあ、音大進学がこの映画のメインじゃないからいーが。
で、ドライブマイカーでも手話が出てきて、手話演じてる女優さんは本来の手話使用者ではなくあくまで演じてるわけだが、こちらの映画ではほんとに手話使ってる人。
なるほど、演技力がかなり違うわ。
ドライブマイカーの手話は字幕ないと意味わからないし、感情もあんまり伝わらないが、こちらのはなんとなくわかる、んですよー。
手話部分はほとんど字幕つくけど、所々あえてついてない場面あるし、反対に完全に音声切って映像だけ流すシーンもある。
観客にも耳が聞こえない世界を感じさせるんだよね。
あと、音は聞こえなくても振動はわかる、ってシーンの演出も良かったねー。
で、アメリカの高校生っていろいろすごいんですねぇ・・^_^;;
いい映画ではあるが、わりと地味目なヒューマンドラマで、これが作品賞となるってあたりに、今のハリウッド映画の潮流、バリアフリーというかユニバーサルデザインを重視した作品、当事者は当事者になるだけ近い状況の役者を使う、って方向が見える映画だなー、と思いました。