雨でしたが、今日はこれに行ってきました。
大井川の水を守る62万人運動、主催で、協賛は南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡。
質疑応答もありましたが、質問というより、私は南アルプスの○○に登った、みたいな南アルプス体験談を話したい的方が多かったです^_^;;
大井川の水を守る62万人運動、主催で、協賛は南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡。
静岡市議会の議員さんのTwitterで知り、参加しました。
70人くらい集まったそうで、地元メディアも取材に来てました。
メインは県の担当職員さんの話で、主に大井川の水と南アルプスの生態系、残土の問題。
チラシとかから見て察しがつくように、どちらかと言うと、リニアには反対の立ち位置団体が主催、集まるのも反対の人々、ってなりますが、だからと言ってリニア反対!リニア中止!って会合では無かったです。
実は静岡県はリニアに賛成してるんですよ、ホントに。
じゃ、なんでトンネル許可しないでリニア妨害してんのか?って言えば、トンネル工事による影響の説明が不十分だから。
事業者であるJR東海が、県の疑問や懸念を払拭できるだけのちゃんとした説明が出来れば県は許可を出すけど、それをしないから許可が出せない、ってわけで、リニア工事が進まない原因は静岡県側というよりJR東海側にあるわけだ。
まあ、前代未聞な難工事で予測がしにくい、って言うのもありますが、JR東海は事業者側なんで楽観的な見方をするし、静岡県は県民の生活や環境がかかってるから慎重になるわけだし。
命を大事に作戦を取りたい地元にガンガン行こうぜ作戦の事業者側だから、折り合いつけるのは難しいわけだ。
難しい内容をかなり噛み砕いてわかりやすく資料にしてもらいましたが、やはりそれでもそれなりのボリュームになります。
ネットの全国版レベルでのニュースだとそれをさらに簡単にわかりやすくするわけだから、それ故にいろいろ誤解を招きやすい、人はどうしても情報を類型化単純化したがるからねー。
現在のメイン?的話題は、工事中の大井川の水の減量分を田代ダムの取水制限で賄う案。
この案はまだ東電から完全にOKが出てないらしいが、公式に依頼すれば多分OK出るだろう、と思う。
だって、リニア運転すれば浜岡原発再稼働もGO!!になる可能性高いからね。
日本で一番危険な場所に立地してる原発だがねー。
しかし、まだそれがどの期間にどの程度かみたいな具体的なとこまでは進んでいないらしいです。
後はお試しボーリングの件。
ボーリング調査で掘った場合でも、水抜けの危険があり、静岡県は慎重なんだよねー。
JR東海は抜けたとしても、それが静岡からなのか山梨からなのかどーせわからんし、ってスタンツらしく、このあたりも意識に差がある、って言うかね。
そもそも最初からJR東海と静岡では取り組み方に差が大きすぎるわけで。
静岡にはリニアによるメリットがなく、デメリットの危険性の方が高いからそりゃ他地域みたいに積極的にはいかんわけ、って話で。
そこをどうJR東海が説得するか?なんだが、そのあたりを最初から投げてるから今、頓挫してるんだよねー。
そして、丁寧に説明し地元理解を得る太陽作戦ではなく、圧力をかけて屈服させようとする北風作戦で来るから静岡の態度は硬化するわけなんだがね。
川勝県知事に対する個人攻撃や静岡県に対する間違った根拠に基づくdisとかねー。
最近、大井川流域の島田市長がJR東海側に歩み寄るような動きも出てきて、なんか危うい感じが強くなってきてますが。
確かに水や環境や残土問題は重要だが、そもそもとして、今のこの日本にリニアって必要??ってあたりがあまり語られず、川勝知事が中国の利益のために反対してる、とか静岡にはリニア駅が作られないから反対してる、みたいな低次元のガセネタばかりでうんざり、ですねー。
質疑応答もありましたが、質問というより、私は南アルプスの○○に登った、みたいな南アルプス体験談を話したい的方が多かったです^_^;;