で、今回一泊二日でバタバタと奈良に行きましたのは、奈良県立美術館さんから招待券を頂いたから!
秋に絵本展見に行ってアンケート書いてきたら、招待券が当たったのだ!
ってわけで、見に行きました。
今回の企画展は【肉筆浮世絵】
浮世絵・・って言うと、東海道53次とか富嶽十二景36景、とかみたいな「版画」を思い浮かべるけど、実は浮世絵イコール版画、を指すのではないそうで。
浮世絵の浮世とは、現世、通俗世界を指すんで、浮世絵イコール風俗画、って考えるのが近いかな?
手法としてのジャンルとして浮世絵、ではなく描く題材として浮世絵と言う・・らしい。
知らなかったなー、浮世絵展とか浮世絵博物館とかに行っていてもまだまだ知らない事は知らないんだなあ。
で、今回は版画の浮世絵ではなく肉筆の浮世絵。
掛け軸とか屏風として残されてる作品が多い。
で、今回はほとんど美人画!でした。
猫はいなかった・・
しかし、って事は通俗的な美人を題材とした絵って事は、現代で例えると多分、男性向け週刊誌の女性タレントとかアイドルのグラビア的な物に当たるんではないでしょーか??
女性の立ち方とかポーズとか、あるいは肌や脚のチラ見感がわりと形式化されてるとこなんか、いわゆる今で言うとこの「グラビア風セクシーポーズ」とか「手ブラ」に通じるのではないか?と^_^;;
髪型とか衣装で、当時の人気最先端がわかるあたりとかも。
わりと花魁や遊女を描いてるのが多いとこも、当時の男性の需要にお応えして、って事ですかねー?と、下世話な事を考えたりしてね。
しかし、洋画だと美人画ってわりと特定のモデルがいて名前までわかってるようなケースが多いよね。
お偉いさんの奥様とかの肖像画を依頼されて描くケースもあるし。
でも、日本画ってあんまり肖像画ってないよなあ。
無いわけじゃないけど、かなり少ないような。。
特に女性は。
美女を描いている絵は少なからずあるが、特定の誰かというよりも「美女」として描かれている不特定の実在してるだかしてないだか??の絵、というケースが多いような。。
だからあんまり個別性の無い顔つきなんかなー?とかと思ったりもしてね。
いや、別にそれが悪いとダメとかってわけじゃないけど、洋画と日本画の絵や題材の捉え方、あるいはもっと大きな日本人的感覚の違いなのかも。
美人画の女性の顔、特に時代が昔なほど、本当にこんな顔した人いたら怖いがな・・って顔が美女として描かれているけど後世になるに従って、現実にいそうな人物の顔、みたいに描き方が変わっていくとこも面白かったです。
で、これらの展示作品のうちのかなりの点数が奈良県立美術館の所蔵品だそうで!
さすが、古の都・奈良ですのー。
で、奈良とも浮世絵とも全く関係ないが、乳腺外科医師がわいせつ行為をした、と訴えられたが、被害者の術後せん妄の可能性が強い、と医師は無罪判決受けた件、なんと控訴したそうで!
検察、大丈夫??
あんたらの証拠が証拠にならんから敗訴になったんだよ?
それ以上の確実な証拠出せんのかね??って思うんだが。
被害者も気の毒だが、無駄金使わされるだけではないかねー??
今回の裁判で、精神科医が被害者側の証人として立ち、「術後せん妄ではありえない」みたいな証言したみたいだが、このあたりはほとんど取り上げられてないなー。
多分、医師として「このケースでは術後せん妄はありえない」なんて証言したら絶対医師会や身内からも総スカン喰らうと思うがねー。
被害者本人にとっては、せん妄ではなく事実である、って言うのは嘘や虚言ではなく本当だと思う。
だが、本当に現実としてそれが起こったのか?はまた別問題である、ってフロイトの事例から学ばなかったんだろーか、この精神科医は?
それにしても、金(税金)と時間の無駄遣いをして欲しくないから却下してほしいもんです。
他にやる事あるんじゃないかねー??