УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『グリーンブック』

2019-03-18 21:50:34 | 映画


ソメイヨシノじゃないけど、桜咲いてますなー。

で、昨日ですがアカデミー作品賞を受賞しました『グリーンブック』見てきました。

『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告

1960年代、ジムクロウ法が現役で人種差別が当然の時代、天才黒人ピアニストが南部に演奏旅行に行く、その運転手兼用心棒的に雇われたのがイタリア系のトニーリップ。
で、正反対の2人がぶつかり合いつつ認め合う、バディムービー+ちょっとロードムービー、って感じかなあ。
約50年前はまだまだ有色人種差別が公だったアメリカ、NASAでさえそうだった(『ドリーム』参照)時代に南部の中心部ですからねぇ。。
で、この黒人ピアニストのドン・シャーリー、あとチェロ奏者とコンバス奏者とトリオで演奏してるんだが、チェロ奏者の名前がオレグでロシア系?って思ったらロシア語でドンと話してました!
さらに、ドンはレニングラードでピアノを学んだって言ってたよーな?
レニングラードって言ったら今のサンクトペテルブルクだよなあ。
この時代はまだ冷戦前?まあギリギリロシア(当時ソ連)と行き来出来てたんか??
で、彼が演奏する曲が全然知らないんだが、なんかクラシックとジャズを足して2で割ったような感じの曲で面白かったです。
クラシックの技法でジャズっぽくアレンジしたみたいな感じでねぇ。
で、対するイタリア系アメリカ人のトニーを演じたのがヴィゴ・モーテンセンで、ロードオブザリングのアラゴルンですが、アラゴルンの時は痩身なのに今回はガッつりゴリラ系体型になっててビックリ!
役者さんってすごいなあ。

で、かなりこの時代、有色人種差別が酷かったわけだが、今観ると非常に酷くて理不尽な連中が多いわけだが、多分当時はそれが当たり前で少なくとも白人達はあまり疑問や違和感を感じなかったんだろうね。
時代により差別の見方も変化してるなあ、としみじみ。
日本で言えば、以前はパワハラとかセクハラという概念が無かった。
だが、それはパワハラやセクハラ自体が無かったからではなくて、そういう事はいけない事だ、という意識が無かったから、ない事にされていたんだよね。
この60年代の人種差別も同じようなとこがあるんじゃないかな?
ドンも差別と戦いたいと思う一方で、白人が抱く良い黒人イメージを崩さないように演じ続けていたんだろうしね。
まあ、全体的に「いい話」で手堅く固めた感も無いわけでも無いが、今のアメリカで改めて受け止めてほしい作品であるなあ、とも思う。
中間選挙どーなるんかねぇ??
で、この映画、字幕が戸田女史でした!
なんか私は久々に戸田女史字幕見たような気がするよ!
字幕・戸田奈津子、って見るだけでちょっとドキドキしちゃうと言うか、なんか騙されるんじゃないか、って構えちゃうんだが、今回は(爆)大丈夫だったように思う(爆)
コメント
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