正しい英語を学ぶ障害になっている:
私は近頃テレビでも何でも、日本語の名詞の後に upとdownやinとoutを付けているのが気になって仕方がないのだ。それは、こういう前置詞(後置詞)や副詞を恰も動詞のように使っているのは、それなりにカタカナ交じり文として通用しているが、正しい英語を学ぶという観点から見れば、弊害としか思えないのだ。
例えば、2月1日から「プロ野球がキャンプイン」だとか「もっとレベルアップしなければ」や「プライスダウン」や「ゴールイン」や「イメージアップ(ダウン)」といったような使い方を批判したいのである。これらを本当のEnglishに訳してみろと言われれば、結構な難問であることがあるのだ。
例えば、「ゴールイン」である。私が通っているジムではインドアのトラックがあるので、海外のマラソンに出て完走した人たちが練習に来ている。彼らが着ているTシャツには Finisherとある。これで finishが「ゴールイン」に当たるのだと解る次第だ。
「レベルアップ」も多くのスポーツ選手が当たり前のように使っている。これを to improve the levelとしていた和英もあった。私が咄嗟に思い浮かべだのと同じだった。「プライスダウン」もかなり流行っているが、これは discountか reductionを使えば適切だと思う。話は逸れるが、私は「自己ベスト」というもも気に入らない。簡単明瞭に漢字4文字で「自己最高」と何故言わないのかと思う。“best”には名詞としての使い方もあるが、常識的には形容詞の「最上級」と見做すのであると思う。
プログレッシブ和英には「イメージアップ」は to improve the image としてあり、反対の「イメージダウン」は harmed (damaged/lowered) the image としてあったが、ここまで親切に載せてあったのには寧ろ感心した。「イメージチェンジ」は素直に to change one’s image としてあったのはそのまんまではないかと思った。
「キャンプイン」などは如何にも英語らしいが、既に指摘したとおり「イン」は動詞ではないのだ。私なりに何とか無い知恵を絞ってみたが、All the players got together to start their spring training camp.というのが出てきた。要するに熟語では表現しきれないことをカタカナ語二つで表せるのがカタカナ語の凄いところかも知れない。
こういう妙な一見英語風のカタカナの合成語をマスコミが乱発するから、何時まで経ってもまともな英語での作文の能力が育たないのかと思わざるを得ない。私は学校教育で「日本語と英語では根本的に発想が違うことと、安易にカタカナ語を作るな、使うな」と教えるべきだと言いたい。チャンと教えていないから、知識階層であるべき人がテレビに出て「フリップを出します」などと平気で言える醜態を演じるのだ。
私は近頃テレビでも何でも、日本語の名詞の後に upとdownやinとoutを付けているのが気になって仕方がないのだ。それは、こういう前置詞(後置詞)や副詞を恰も動詞のように使っているのは、それなりにカタカナ交じり文として通用しているが、正しい英語を学ぶという観点から見れば、弊害としか思えないのだ。
例えば、2月1日から「プロ野球がキャンプイン」だとか「もっとレベルアップしなければ」や「プライスダウン」や「ゴールイン」や「イメージアップ(ダウン)」といったような使い方を批判したいのである。これらを本当のEnglishに訳してみろと言われれば、結構な難問であることがあるのだ。
例えば、「ゴールイン」である。私が通っているジムではインドアのトラックがあるので、海外のマラソンに出て完走した人たちが練習に来ている。彼らが着ているTシャツには Finisherとある。これで finishが「ゴールイン」に当たるのだと解る次第だ。
「レベルアップ」も多くのスポーツ選手が当たり前のように使っている。これを to improve the levelとしていた和英もあった。私が咄嗟に思い浮かべだのと同じだった。「プライスダウン」もかなり流行っているが、これは discountか reductionを使えば適切だと思う。話は逸れるが、私は「自己ベスト」というもも気に入らない。簡単明瞭に漢字4文字で「自己最高」と何故言わないのかと思う。“best”には名詞としての使い方もあるが、常識的には形容詞の「最上級」と見做すのであると思う。
プログレッシブ和英には「イメージアップ」は to improve the image としてあり、反対の「イメージダウン」は harmed (damaged/lowered) the image としてあったが、ここまで親切に載せてあったのには寧ろ感心した。「イメージチェンジ」は素直に to change one’s image としてあったのはそのまんまではないかと思った。
「キャンプイン」などは如何にも英語らしいが、既に指摘したとおり「イン」は動詞ではないのだ。私なりに何とか無い知恵を絞ってみたが、All the players got together to start their spring training camp.というのが出てきた。要するに熟語では表現しきれないことをカタカナ語二つで表せるのがカタカナ語の凄いところかも知れない。
こういう妙な一見英語風のカタカナの合成語をマスコミが乱発するから、何時まで経ってもまともな英語での作文の能力が育たないのかと思わざるを得ない。私は学校教育で「日本語と英語では根本的に発想が違うことと、安易にカタカナ語を作るな、使うな」と教えるべきだと言いたい。チャンと教えていないから、知識階層であるべき人がテレビに出て「フリップを出します」などと平気で言える醜態を演じるのだ。