●サマック首相は1年以内にタイの経済の問題を処理する為に、全閣僚に対
し国家運営計画を早急に作成するよう促した。
●外務省情報局副局長はサマック首相兼国防大臣が、首相としての最初の
公式訪問国として隣国のラオスを訪れることを発表した。
ラオス政府では今月末に予定されているサマック首相の訪問に備え、歓迎
式典を準備している。
サマック首相がラオスのチュンマリー・サイニャソーン大統領や、ブアソーン
・ブッパワン首相と会談することになっている。
今回のラオス訪問でサマック首相は、両国の国民の往来を促進するために
国境での警備を軽減することや、貿易投資問題などに付いて話し合う模様。
サマック首相はラオスの次には、カンボジアを訪問することを計画している。
●民主党のアビシット党は、タクシン元首相がサマック首相と密会するためサ
マック首相の外遊日程に併せ、タイの周辺国に来る準備をしているとの噂に
対し、噂は信じがたいが元首相はタイに帰国して、裁判に応じるべきだと述
べた。
タクシン元首相がサマック首相の外遊先で合流し、一緒にタイに入国するの
ではとの噂に対しアビシット党首は単なる噂だとは思うが、今後真相を調べる
必要がある。ただし個人的にはタクシン元首相はそろそろタイに帰国して、犯
罪の疑惑に付いてハッキリと説明すべきだと思っている。
彼が本当に帰国しても調査が妨害されることが無ければ、反対派によって混
乱が起こされることは無いだろうとの考えを示した。
また民主党の幹事長は、個人的にはタクシン元首相が帰国することは無いと
考えている。サマック首相との密会があるかどうかに付いて、私は答えられな
いとし、密会することが適当かどうかに付いても、私の関与するところではない。
予定よりも早く帰国する事があるとすれば、人民の力党が抱えている問題を
解決することが目的だろうと述べている。
●人民の力党のスラポン幹事長はWeb siteに、内務大臣と彼の息子ワン氏を
中傷する書き込みがなされたことによって、党内がもめることはないとの見方
を示した。
この書き込みはワン氏が、保健大臣の副秘書官に選ばれた後に投稿された
もので、幹事長はこれによって党内に争いが起きることはないと強く述べてい
る。
●法務大臣はこのところ
警察官による不祥事が続発していることから、閣議に
対し警察法の改正を求めるつもりであることを明らかにした。
法務大臣によると改正の方針を伝えるため、今週中に法務省幹部との話し合
いを持つ予定だとしている。新たな方針には、(?)の国民に対する更生、麻薬取
り締まり、それに南部問題の解決と言う、3つの重要課題が含まれることにな
っている。
●北部のチェンマイ県では、昨年10月以降からの4ヶ月余りで200件近い山火事
が発生し、約160万平方メートル余りの山林が消失した。
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ラジオ・タイランドは今月25日に、開局78周年を迎える。当日はバンコク市内に
ある放送局本部にて、祝賀式典を行なうことになっている。
※(?)は受信状態が悪く聴き取れず