ロシアはそれが如何なる形であろうとも、台湾の独立には反対している。
ロシアのロシュコフ外務次官は。中国の劉古昌大使と会談した中で、この様な
ロシアの立場を明らかにしている。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
国連加盟の是非を問う国民投票と同時に、来月3月に台湾で実施されることに
なっている総統選挙、大統領選挙は多くの国々で高い関心を呼んでいる。
これに関連して中国の戦略的パートナーであるロシアは、台湾をめぐる現在の
状況に付いてコメントを表わしている。
ロシア外務省の声明では、主権国家となり国連加盟の権利を得ようとする台湾
の試みに対するロシアの立場が確認されている。
ロシュコフ外務次官と劉古昌大使との会談では、如何なる形であろうとも台湾の
独立に反対するという、ロシアの立場が強調された。
ロシアは一つの国家としての中国の存在を承認し、中国政府だけが唯一の法的
な政府だと考えている。
さらにロシアは主権国家のみが参加することのできる国際機関に、台湾が加盟す
ることに反対であるとの立場を示している。
ロシアは以前から台湾という名称で国連への加盟を目指そうとする、陳水扁総統
の試みに反対する姿勢を示してきた。
これに付いてロシア外務省は、こうした現在の台湾政府の態度は、中国との対話
を進める意向が無いことの表れであり、少しずつ独立を勝ち取ろうとするものと評
価している。
一方、総統選挙と同時に実施される国民投票に付いて、ロシアはこの国民投票に
よって、事態がドラマチックな方向に展開することはないだろうとの見方を示してい
る。
と言うのも例え台湾の市民が独立を支持したとしても、中国がこれを承認すること
は有り得ないからだ。
一方、台湾が独立に向け新たな措置を講じた場合には、中国側からの武力行使
の可能性も除外出来ない。
この場合にはアジア太平洋地域の情勢を悪化させる危険を孕んでいる。
台湾問題をめぐるロシアの立場は、2001年7月16日に採択されたロシアと中国の
善隣友好協力条約にもハッキリと明記されている。
同時にロシアは台湾問題が、アジア太平洋地域の平和と安定に、損害をもたらす
事無く解決されることを望んでいる。
2月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ロシアのロシュコフ外務次官は。中国の劉古昌大使と会談した中で、この様な
ロシアの立場を明らかにしている。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
国連加盟の是非を問う国民投票と同時に、来月3月に台湾で実施されることに
なっている総統選挙、大統領選挙は多くの国々で高い関心を呼んでいる。
これに関連して中国の戦略的パートナーであるロシアは、台湾をめぐる現在の
状況に付いてコメントを表わしている。
ロシア外務省の声明では、主権国家となり国連加盟の権利を得ようとする台湾
の試みに対するロシアの立場が確認されている。
ロシュコフ外務次官と劉古昌大使との会談では、如何なる形であろうとも台湾の
独立に反対するという、ロシアの立場が強調された。
ロシアは一つの国家としての中国の存在を承認し、中国政府だけが唯一の法的
な政府だと考えている。
さらにロシアは主権国家のみが参加することのできる国際機関に、台湾が加盟す
ることに反対であるとの立場を示している。
ロシアは以前から台湾という名称で国連への加盟を目指そうとする、陳水扁総統
の試みに反対する姿勢を示してきた。
これに付いてロシア外務省は、こうした現在の台湾政府の態度は、中国との対話
を進める意向が無いことの表れであり、少しずつ独立を勝ち取ろうとするものと評
価している。
一方、総統選挙と同時に実施される国民投票に付いて、ロシアはこの国民投票に
よって、事態がドラマチックな方向に展開することはないだろうとの見方を示してい
る。
と言うのも例え台湾の市民が独立を支持したとしても、中国がこれを承認すること
は有り得ないからだ。
一方、台湾が独立に向け新たな措置を講じた場合には、中国側からの武力行使
の可能性も除外出来ない。
この場合にはアジア太平洋地域の情勢を悪化させる危険を孕んでいる。
台湾問題をめぐるロシアの立場は、2001年7月16日に採択されたロシアと中国の
善隣友好協力条約にもハッキリと明記されている。
同時にロシアは台湾問題が、アジア太平洋地域の平和と安定に、損害をもたらす
事無く解決されることを望んでいる。
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2月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル