1010 Radio

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北朝鮮海軍が軍事演習

2009-06-03 | ラジオ
韓国の新聞『朝鮮日報』の報道によると、黄海上の北朝鮮海軍は
上陸用海兵隊部隊の、大規模な軍事演習を開始した。
韓国政府はこうした北朝鮮の行動に付いて、軍事衝突の可能性
を視野においたものと捉えている。
韓国軍指導部は突然の北朝鮮軍の上陸、或いは潜水艦やパトロ
ール艇への攻撃があったとしても、また短距離ミサイルが打ち上げ
られとしても、どの様な攻撃に対しても反撃する用意が出来ている
と言明した。

ロシアは北東アジアの状況の一日も早い調停、特に朝鮮半島の核
問題調停をめぐる6ヵ国協議再開を主張している。
北朝鮮が行った地下核実験とミサイルの打上げは、世界の大部分
の国々で否定的な反応を呼び起こし、国連安全保障理事会ではこ
の件に付いて、決議案の準備が続けられている。
尚、ロシアの国連大使は決議案は極めて必要だが、北朝鮮の国際
的孤立化を齎すものではあってはならないとしている。

また韓国国防相が伝えたところでは、韓国は黄海上の北朝鮮との境
界線海域に誘導ミサイルを搭載した巡視艇を派遣した。
また韓国海軍の声明によれば、ミサイルを搭載した巡視艇の乗組員
達は、北朝鮮側からの如何なる挑発に対しても直ちに対処できるとし
ている。

一方韓国の(?)通信は北朝鮮は大陸間弾道ミサイル発射に向けた準
備と並行して、中距離ミサイル発射の準備もしているとしている。

(?)は聴き取れない

6月2日放送 ロシアの声・ニュース

アジアにおける核拡散防止体制に脅威を与える北朝鮮情勢

2009-06-03 | ラジオ
アメリカのニクソン大統領時代に活躍した、キッシンジャー元国務
長官はCNNアジアサービスのインタビューに応じた中で、北朝鮮
をめぐる状況が、アジアにおける核兵器拡散防止体制に脅威を作
り出すことも在り得ると述べた。
キッシンジャー氏はまた北朝鮮で核プログラムが続けられるならば、
隣国である日本と韓国が核武装をする可能性もあると指摘してい
る。

そうしたことは今後、本当に在り得るのだろうか。
ロシア東洋学研究所・朝鮮調査センター長はロシアの声からの取
材に対し、次の様に答えている。
「日本のエスタフリシュメントのなかには、民族主義的な報復の感
情を持っている人々や、自衛隊を完全な軍隊に変え、将来的に日
本も核保有国の仲間入りをしたいと望んでいる人々が、かなり多く
居る。
そうした視点からすれば核を持つことで日本は、アメリカの核の傘
の下から自由になる訳だ。
このことは当然ながら日本を、自らの最も頼りになる東アジアの同
盟国として受け入れることに、すっかり慣れてしまったアメリカにと
ってみれば、あまり好ましいことではではない。
一方、日本のエスタフリシュメントは、大変積極的に北朝鮮カード
を使って、もし北朝鮮が核兵器を持ったならば、日本もそれが必要
になると皆を説得させようと試みている」
ロシア東洋学研究所。朝鮮調査センター長は、このように指摘して
いる。

韓国でもすでに過去のことだが核開発に向けた問題が暴露され、そ
こに注目が集まったこともあった。
しかしそのときはそれ以上のことは起こらず、多くの人々を安堵させ
た。
日本と韓国の与党勢力は、これまでのところ充分良識を保ち、核兵
器を保有したからといって、決して剣豪な安全保障には繋がらないの
だとの理解を持ち続けている。

もし逆に核兵器が広がって行く様なことがあれば、地域の緊張がエス
カレートすることだろう。
問題は北朝鮮の隣国が、そうした道に沿って後に続いていくのではな
く、そうした道から戻るようにすることだ。
北朝鮮は核拡散防止体制の中に入っている。
キッシンジャー元務長官はアメリカ政府に対して、あらゆることから判
断し、先ずこのことを考えて北朝鮮が核兵器を製造する口実を失うよう、
北朝鮮に対して攻撃しない保障を与えることを求めている。

それならロシアが率先して核放棄すればいいだろう。

核神話の返上 [アメリカの核に頼るのか、
独自に持つのか]



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6月1日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル