1010 Radio

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躍進する露中間系・胡錦涛国家主席のロシア訪問によせて

2009-06-19 | ラジオ
16日、メドヴェージェフ大統領と中国の胡錦涛国家主席の、今年
二度目となる会談が行われた。
昨年2008年だけでも露中首脳会談は5回も実施されている。
今年第一回目の会談は、4月にロンドンで開催されたG20の枠内
で実施された。
今回胡錦涛国家主席のロシア訪問は、上海協力機構とBRIC'sの
二つのサミットの会場となったエカテリンブルクからスタートしてい
る。
BRIC'sサミットの結果に付いてメドヴェージェフ大統領は、閉幕後
に出席した記者会見の中で非常に(?)だと評価し、次の様に語って
いる。
今回は我々はBRIC'sとして初めてサミットを開催したが、結果は見
事に期待に応えるものとなった。
話し合いは真剣かつ(?)であっただけでなく、非常に具体的でより
(?)の問題の解決を目指した実践的なものとなった。

重要なのは世界危機や他の問題を、実際にBRIC'sで効果的な協力
作業を行う見通しを持った上で話し合った点にあり、そうした作業が
行われる場には、もちろんBRIC'sでないものも含められる」
メドヴェージェフ大統領は記者会見でこの様に述べている。

メドヴェージェフ大統領の言う、BRIC'sではない作業の場とは、もち
ろんBRIC'sの枠内で最も影響力の強い、ロシアと中国の二国間関
係を指す。

17日クレムリンで行われる首脳会談では、エネルギー分野を中心と
した貿易経済協力問題や、両国の間で自国通貨による相互決済を
行う可能性のほか、朝鮮半島の核問題がテーマとなる。
この首脳会談の結果、共同宣言が採択され、両国の省庁や企業の
間で一連の契約書に署名が行われる。

17日の紙面でチャイナデイリー紙が伝えたところによると、中国政府
はロシアから買い上げる電力エネルギーの拡大を狙っており、すで
にそれを当て込んだ合意書を作成した。
ロシア産石油およびガスに続いて、ロシアの電力を買い上げることで、
エネルギー需要が高まる中国市場は、理想的な形でその需要を満た
すことが出来る。
中国では経済危機の中でも年間5%もエネルギー需要が拡大している。
両国とも原則的にはエネルギー分野における、積極的な協力以外にも、
相互貿易の構造の中でハイテク製品に大きな割合を割こうとしている。

そしてもちろんの事ながら17日の、露中首脳会談では今年2009年が
中華人民共和国の建国60周年の年であり、また中国とソ連が国交を
築いてからも同じだけの60年の年月が流れたことも祝われる。

(?)は聴き取れず

中国のエネルギー構造と課題―石炭に依存する
経済成長 (九大アジア叢書)


楊 慶敏,三輪 宗弘
九州大学出版会


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6月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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