1010 Radio

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6月27日ギリシャで予定されているロシア・NATO理事会外相級会合を前に

2009-06-27 | ラジオ
6月27日にギリシャで予定されている、ロシアとNATOの外相級会
合では完全に構築的な政治的対話と軍事協力の再開に関して決
定がなされることが期待されている。
外相級会合を1週間前に控えブリュッセルではロシア・NATO理事
会の大使たちが終結した。
大使たちの前には約1年前に中断していた理事会の対話が、充分
価値のあるものとするため、プラットホームを準備するという深刻な
問題が立ちはだかった。

南オセチアへのグルジアの攻撃に対し、ロシアは平和維持軍を派
遣した。
NATOはグルジア側の立場を取り、ロシアとの関係を断った。
その後ロシアでは極めてネガティブに受け取られた、グルジア領内
でのNATOの軍事演習が行われ、続いてブリュッセルのロシア外交
官たちの追放、それに対しロシア外務省は報復措置を取り、NATO
外交官を追放した。

この様に対話の再開をどの様にも、促進することが出来ないという出
来事が(?)的に起こったのだ。しかし今回感情を抑え、建設的な関係
に戻る時期が訪れた。
全ての国際社会にとって重要なのは、特に軍事分野におけるロシア
とNATOの共同計画が再開されることだ。
それはアフガニスタン問題に関する協力、地中海での対テロ作戦、そ
してソマリア沖での海賊対策だ。

ロシアのロゴジンNATO大使は、しかし政治的信頼の再構築なくして軍
事協力は有り得ないと確信している。
ですから上手く整えられた準備作業と、その後に続くロシア・NATO理事
会外相級会合実施が重要となる。
会合で参加者達は最も多岐にわたったテーマを掲げ、あらゆる問題を検
討することになる。

南オセチアでの紛争後、初となる今回の会合が肯定的な流れのなかで
行われるとしたら、これはロシアとNATOが政治的、軍事的対話を実際に
始動するためのシグナルとなることだろう。
ロシア・NATO理事会の大使会合を前に、極めて(?)的な問題が持ち上が
った。
それはロシア・NATO理事会が安全保障の戦略的な問題に関して、監視
する力を有する指導的な政治対話の機関となるため、理事会活動の条件
を作ることが必要不可欠となった。

ロシア科学アカデミー・アメリカ・カナダ研究所副所長は、昨年8月に南オセ
チアにグルジアが攻撃したとき、ロシア・NATO理事会の活動は遮断された。
そのような状況を再び繰り返してはならないとし、続けて次の様に語ってい
る。
「8月の紛争が発生したときのNATOの反応は、ロシアとは対話をする気は
無くなったとし、ロシア・NATO理事会の扉を閉じるというものだった。
元々ロシア・NATO理事会は8月の紛争と、似た様な状況が起こることを未
然に防ぐために設立されたにも関わらず、まさにロシア・NATO理事会の枠
内で解決されるべき紛争が発生しているのに、NATOは対話の扉を閉めた
のだ。
しかしその際、NATOと国連側からの全ての政治的戦力は遮断された」
副所長はこの様に述べている。

現在ロシア・NATO理事会の新たな役割を、揺るぎないものとするための文
書の作成作業が行われている。
これは今後、紛争などが発生した場合ロシアとNATO加盟国間で、ロシア・
NATO理事会が主要な協議ルートとして使用されることを可能にするための
ものだ。

(?)は弱く聴き取れず

6月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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