1010 Radio

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朝鮮半島情勢を懸念するロシアと中国

2009-06-21 | ラジオ
核ミサイルを製造しようとする試みは、北朝鮮にとって強力な
防衛力とはならない。かえってこういった試みは、北東アジア
の緊張度を高め、周辺諸国なにより北朝鮮の安全保障に損
害をもたらすことだろう。
これはIAEAの会合でロシアの公式報道官が述べたものだ。
この話題に関しロシアの声の評論委員は、次の様にコメントし
ている。

この様な北朝鮮の後退するような試みに代わるものとして、ロ
シアはパートナー諸国と共に、北東アジアに平和と安全のメカ
ニズムを形成する作業を取り込むことを提案している。
ロシア政府は北朝鮮が国連安全保障理事会決議に反して、地
下核実験を行ったことは、核兵器の不拡散体制を強化しようとす
る、国際社会の努力に深刻な打撃を齎したとの見方を示してい
る。

6月17日、ロシア大統領府でメドヴェージェフ大統領と、中国の胡
錦涛国家主席が署名した共同声明の中で、ロシアと中国が朝鮮
半島情勢に強い懸念抱いていることから、北東アジアの緊張度を
和らげる用意があること、またロシアと中国は平和的な手段で対
立を調整するために、あらゆる方面で努力を継続していくことに賛
成の意を称することが強調されている。

これに付いてロシアの政治学者で、政策基金総裁のニコノス氏は
次の様に述べている。
「ロシアの見解というのは、北朝鮮の行為に対する非難はあるにせ
よ、6ヵ国協議の対話を再開させるために、北朝鮮に扉を閉ざしては
ならないということだ。
何故なら6ヵ国協議は現在の状況を何とか解決し、北朝鮮を行き詰っ
た状態から抜け出させる唯一の可能性となっているからだ。
6ヵ国協議の場では誰も闘う覚悟はないし、闘おうともしないだろう。
しかしながら状況の(?)化は、不愉快な出来事を招く恐れがある。
例えば北朝鮮は、もし韓国が北朝鮮船籍の船舶の臨検を行おうとす
るならば、それに応えず握り潰すと表明した。
そしてこれが軍事紛争の火種になる可能性があるのだ。
そして私の見解というのは、状況は複雑で込み入っており多くの点で
行き詰っているが、この状況から抜け出す(???)唯一の手段は、外交
の場に北朝鮮を復帰させることと考えている」
この様に述べている。

(?)は聴き取れず
(???)言葉がもつれて難解な表現だったが、僕が修正して掲載

6月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル