日本の民主党指導部は在日米軍基地に関する、現行の合意見
直しを強く主張している。
これは民主党の岡田幹事長がが述べたものだ。
この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次の様にコメントし
ている。
岡田幹事長は現行の合意を不公平なものであるとし、合意の見
直しに付いて、幅広い話し合いの場に持ち出すべきだと訴えた。
ご承知のように戦略的に重要な意味を持つ衆議院選挙を前に、野
党第一党である民主党はマニフェストを準備し、そのなかの外交
の項ではアメリカ海兵隊の一部を、日本の財政負担で沖縄からグ
アム島に移すことも含め、日米(?)協定の完全な見直しを謳っている。
分析の専門家によると兵力のかなりの縮小、日本が負担する米軍
基地維持費の削減に繋がっている。
民主党は新たな日米同盟に付いて、いわゆる盲従では無く対等の
パートナーシップの上に築かれるべきだと提案している。
もう一つ民主党の(?)として重要なものとして、アフガニスタンで対テ
ロ作戦を実施している、国際部隊を後方支援している日本の自衛隊
の艦船のインド洋からの撤退提案がある。
民主党の小沢一郎前代表に至っては、国の安全保障のためには、ア
メリカの第7艦隊で充分であるとし、在日米軍基地の撤退を訴えている。
その際、小沢前代表や他の民主党幹部たちは、日本に自衛隊に代わ
る、いわゆる正常な軍隊を創設すべきであると主張している。
これは現行の日本国憲法に違反することにはならないのだろうか。
中国駐在の元武官補で政治軍事分析研究所軍事予測センターのエキ
スパートは次の様な見解を示している。
正常な軍隊が創設されるならば、これは憲法違反となると考える。
敗戦後、日本は軍隊の保有を拒否し、このことは憲法に明記されている。
特に憲法第9条には日本国民は永遠に戦争放棄し、日本は決して今後、
陸海空の軍事力およびそれに等しいほかの戦闘手段を保有しないと述
べられている。
しかしすでに今でも日本の自衛隊は、陸海空の戦力を保持しており兵力
は24万人を数えている。
果たしてイギリス或いはイタリアといった国々の軍事力を、今すでに越え
ているとしても、民主党の方々が言うように、これは本当の軍隊ではない
のだろうか。
エキスパートはこの様に述べている。
ここで日本からの米軍基地撤廃という側面に、最後にまた注意を向けたい
と思う。
現在、在日米軍は北東アジア地域における、一定の抑止力となっているが、
特に北朝鮮そして日本自体に対しての抑制力になっている。
在日米軍がもし去ってしまったら、北朝鮮と日本には自主的に自分達の関
係を、ハッキリさせようとする誘惑は生じないだろうか。
この問題は北東アジアの状況が、北朝鮮の地下核実験やミサイルの打上
げ、それに対する軍事的な手段も含め、これを妨げるという日本の断固とし
た姿勢によって、緊迫しているここ最近、極めてアクチュアルなものになって
きているように思われる。
※(?)は聴き取れず
6月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
直しを強く主張している。
これは民主党の岡田幹事長がが述べたものだ。
この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次の様にコメントし
ている。
岡田幹事長は現行の合意を不公平なものであるとし、合意の見
直しに付いて、幅広い話し合いの場に持ち出すべきだと訴えた。
ご承知のように戦略的に重要な意味を持つ衆議院選挙を前に、野
党第一党である民主党はマニフェストを準備し、そのなかの外交
の項ではアメリカ海兵隊の一部を、日本の財政負担で沖縄からグ
アム島に移すことも含め、日米(?)協定の完全な見直しを謳っている。
分析の専門家によると兵力のかなりの縮小、日本が負担する米軍
基地維持費の削減に繋がっている。
民主党は新たな日米同盟に付いて、いわゆる盲従では無く対等の
パートナーシップの上に築かれるべきだと提案している。
もう一つ民主党の(?)として重要なものとして、アフガニスタンで対テ
ロ作戦を実施している、国際部隊を後方支援している日本の自衛隊
の艦船のインド洋からの撤退提案がある。
民主党の小沢一郎前代表に至っては、国の安全保障のためには、ア
メリカの第7艦隊で充分であるとし、在日米軍基地の撤退を訴えている。
その際、小沢前代表や他の民主党幹部たちは、日本に自衛隊に代わ
る、いわゆる正常な軍隊を創設すべきであると主張している。
これは現行の日本国憲法に違反することにはならないのだろうか。
中国駐在の元武官補で政治軍事分析研究所軍事予測センターのエキ
スパートは次の様な見解を示している。
正常な軍隊が創設されるならば、これは憲法違反となると考える。
敗戦後、日本は軍隊の保有を拒否し、このことは憲法に明記されている。
特に憲法第9条には日本国民は永遠に戦争放棄し、日本は決して今後、
陸海空の軍事力およびそれに等しいほかの戦闘手段を保有しないと述
べられている。
しかしすでに今でも日本の自衛隊は、陸海空の戦力を保持しており兵力
は24万人を数えている。
果たしてイギリス或いはイタリアといった国々の軍事力を、今すでに越え
ているとしても、民主党の方々が言うように、これは本当の軍隊ではない
のだろうか。
エキスパートはこの様に述べている。
ここで日本からの米軍基地撤廃という側面に、最後にまた注意を向けたい
と思う。
現在、在日米軍は北東アジア地域における、一定の抑止力となっているが、
特に北朝鮮そして日本自体に対しての抑制力になっている。
在日米軍がもし去ってしまったら、北朝鮮と日本には自主的に自分達の関
係を、ハッキリさせようとする誘惑は生じないだろうか。
この問題は北東アジアの状況が、北朝鮮の地下核実験やミサイルの打上
げ、それに対する軍事的な手段も含め、これを妨げるという日本の断固とし
た姿勢によって、緊迫しているここ最近、極めてアクチュアルなものになって
きているように思われる。
※(?)は聴き取れず
![]() | 日本は、本当に平和憲法を捨てるのですか? C.ダグラス ラミス平凡社 このアイテムの詳細を見る |
6月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル