1010 Radio

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メドヴェージェフ大統領との一日も早い会談を望むNATO事務総長

2009-10-05 | ラジオ
NATOのラスムセン事務総長は今年末までにモスクワを訪れ、メド
ヴェージェフ大統領と会談を行いたい意向を表した。
これはラスムセン事務総長がラブロフ外相と会談した席で明らかに
したものだ。
この話題に付いてニューヨークから、ロシアの声の特派員が次の様
にリポートしている。

NATOのラスムセン事務総長は、今回初めてラブロフ外相と1対1の
会談を行った。
双方にはロシア・NATO理事会の作業を再開することから、アメリカ
がロシア領内を通りアフガニスタンへ、アメリカの軍事物資を輸送す
る問題まで話し合うべき課題があったことは間違いない。
これに先立ちラスムセン事務総長は就任後、初めて行った公式演説
で、NATOとロシアの関係を正常化する必要性を明らかにしていた。

この全てから判断してラスムセン事務総長はこの考えを、メドヴェージ
ェフ大統領に直接会って話す意向を持っているようだ。
いずれにせよ近いうちにモスクワを訪問したいという自身の意向を、事
務総長はラブロフ外相との会談終了後に開いた記者会見の場で次の
様に述べている。
「ラブロフ外相とは前向きで、建設的な会談を持つことが出来た。
その内容にも話のトーンにも満足している。
現在我々は新しい関係のスタートを切るための土台を持っており、特に
実際の問題に注意を集中している。
この政治対話は一日も早く最高レベルで、モスクワで行われるよう期
待している。
会談の期日に付いては決められなかったが、ラブロフ外相は招待状を
渡してくださったので、メドヴェージェフ大統領その他の人々と、モスク
ワでお目にかかることを楽しみにしている」
NATOのラスムセン事務総長は、このように語っている。

この際ラスムセン事務総長は、モスクワ訪問は今年末までに行わなけ
ればならないと述べたものの、ロシア指導部と話し合うそのテーマに付
いては言及を避けた。
ロシアとNATOとの関係は昨年2008年8月、グルジアが軍事侵攻を行っ
た後悪化した。

当時NATO諸国はロシアが、限度を超えた武力行使を行ったとして非難
し、ロシア・NATO理事会の開催を、あらゆるレベルにおいて中止する決
定を行った。
それでも今年2009年6月非公式な形で(?)サミットが行われた際、ラブロ
フ外相と当時のラスムセン事務総長は(???)し、軍事面においても双方の
協力を復活させる決定が取られている。
その際ロシアとNATOの間には、ある種の問題に付いては意見の相違は
あったものの、それがあることが理由で対話再開が阻害される要因には
ならない。
少なくともアフガニスタン、テロとの闘い、海賊対策、ミサイル防衛、欧州
大陸安全保障ゾーンを作る問題なと、全ての参加者が合同で解決するこ
とに関心を寄せるテーマは日毎に増えている。

(???)は不明瞭な発音で聴き取れない
(?)は聴き取れず

9月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル