1010 Radio

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核不拡散体制の中で平和的、核活動を行うことを呼びかけるロシア

2009-10-16 | ラジオ
ロシアのチュルキン国連大使は国連総会で演説で行いそのなかで、
あらゆる国々に原子力の平和利用に関する、合法的な権利を確保
させる一方で、同時に核兵器の拡散を防ぐ必要があると呼びかけ
た。
つまりこれはロシアがイニシアチブを発揮している、原子力エネルギ
ーの世界的なインフラ整備に関する話だ。

このロシアのイニシアチブは核兵器、核不拡散体制を(???)と厳守し
た上で、あらゆる関係諸国が原子力エネルギーに平等にアクセスで
きる確保するものとなるだろう。
この問題に関しロシアの声の記者は、次の様にコメントしている。
「現代社会は深刻な矛盾に直面している。つまりエネルギー資源を
補うために、原子力を必要としている一方で、原子力エネルギーが
発展すると、核不拡散体制が崩れる可能性があるという二つの矛盾
だ。
こうした国際社会の危惧に付いて、ロシア科学アカデミー世界経済
国際研究所・軍縮紛争問題調整課課長は、次の様に述べている。
核兵器を持つ核保有国は1968年に署名された、核兵器核不拡散条
約に従って、平和的な原子力エネルギーから生まれる産物を利用す
る権利がある。
その際、原子力エネルギーを発生させる過程で、核兵器が製造され
る可能性がある。

というのも多くの核兵器開発国が、原子力発電所を建設し、平和利
用等と謳った原子炉を建設して、核兵器の製造へと向かったためだ。
こうした事態を避けるために、国際核物質濃縮センターを創設するイ
ニシアチブが提案された。
センター創設の構想は然るべき法律に定められた国家がウランを濃
縮し、他国の原子力発電所に、その濃縮ウランを納入する。
そしてその後(???)のために、使用済みの核燃料を抽出することにな
る。

この構想は(???)に合意する国々にとっては、莫大な費用を節約させる
ことができるだろう。
と言うのも一国で、核燃料サイクルを造り上げるのは非常にお金の掛
かる話だからだ。
また使用済み核燃料から、軍事用の物質が製造されるという問題を解
決できるだろう。
と言うのも使用済み核燃料は核燃料を納入した国々に返却することに
なるからだ。
この国際核物質濃縮センター自体が、IAEAの保障の下で使用済み核
燃料を他の国々に納入し、その後センターに返却されることになってい
る。

この様にセンターの設立構想は、非常に効率的なものだ。
ロシアはすでにアンガルスクに同様のセンターを設立した。
アメリカなどもこの様なセンターの設立を検討している。
またドイツも国際核物質濃縮センターを、発展途上国の一つに設立する
ことを提案している。しかしながらこうした国々のアイデアは、まだ検討段
階にある。
そのなかでロシアはセンター設立構想を実現させた最初の国となった。
アンガルスクでのこのプロジェクトは、カザフスタンも参加を決めた。
これにアルメニア、ウクライナも加わること決めている。
この三国以外にもアジア、アフリカ、ラテンアメリカの35の国々が、核燃料
の国際センターからの購入を行うことに関心がある。
近い将来イランも、ロシアのこの国際核燃料センターから濃縮ウランを購入
する意思を表す可能性も大きく、そうなればこれは核開発を行うことで、国
際社会に憂慮を引き起こしている国々の問題をIAEAの管理の下に、他方
面の参加する(???)式で解決することが出来るという現実的な証明となるだ
ろう」

(???)は不明瞭な発音で何を言っているのか判らん

10月8日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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