1010 Radio

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ロシアは北東アジアでの関係のペレザグルスカを求める(2)

2011-09-01 | ラジオ
それでは次にロンドンの国際戦略研究所核兵器拡散防止及び軍縮プログラムの責任者を務めている、フィッツパトリック氏の意見を皆さんに紹介したいと思う。
「ガス供給に関するロシア政府のイニシアチブに付いて、北朝鮮当局が南との正常な関係の維持に関心を持ち、また同時に朝鮮半島の和解プロセスを袋小路から脱出させる事に関心を抱かせよう、との試みだと私は考えている。
メドヴェージェフ大統領とロシア外務省の努力を支え、北朝鮮を冷戦時代から戻し、この国を現代世界へと組み込み、より責任を持って行動するよう説得する必要があると思う。
ロシアは以前から北朝鮮と友好関係を保っているお陰で、ここにおいて重要な役割を果たす事ができる。
北朝鮮当局が心配すべき事は他の国からの攻撃などではなく、自国の大部分の人々が貧しさ似に喘いでという点ではないだろうか」
フィッツパトリック氏は、ロシアの声の取材に対し、このように話している。

今回のウランウデでの首脳会談で金正日総書記は、メドヴェージェフ大統領に対し朝鮮民主主義人民共和国は、如何なる前提条件も無しに核問題に関する6ヵ国協議の再開する用意のある事を明らかにした。
またロシア大統領報道官は今回の交渉の中で、北朝鮮当局は核物質の製造及び核実験凍結を行うと約束したと伝えたが、これは今回の首脳会談のもう一つの重要な成果だと言える。
他の6ヵ国協議参加国に対して、一日も早い交渉再開に向けた努力を活性化する心積もりのあることを示す、一つの大きなシグナルとなった。

モスクワと金日成―冷戦の中の北朝鮮1945-1961年
クリエーター情報なし
岩波書店

8月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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