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台湾へのF-16供与問題をめぐって(1)

2011-09-11 | ラジオ
中国のスパイが軍隊を含めて台湾社会のあらゆる領域に入り込んでいる。まさにそれ故にアメリカは台湾に、最新鋭戦闘機F-16CDの売却を急がないのである。
アメリカの新聞『ウォールストリートジャーナル』紙に掲載された論文の中では、こんなふうに述べられている。これはジャーナリストのジョン・コール氏が書いたもので、彼は台湾はますます、そこを通って秘密が漏れてゆく、こし器のようなものになってきている。
この事はアメリカ政府及び兵器そして軍事メーカーが、台湾へそうしたテクノロジーを売却した後、中国の手に落ちてしまうといった核心を強めるものとなっている。
こんなふうに指摘している。

台湾に住み英字紙『タイペイタイムス』紙で働いているジョン・コール氏は、そう主張することで、なぜ台湾にはF-16を供与する契約が成立しないのか、また一つの説を示してくれている。
F-16を含めて台湾に総額64億ドルの最新鋭兵器を売却するという決定に付いて、オバマ政権が発表したのは昨年1月の事だった。
これはすぐさま中国の激しい批判を呼び起こし、中国、北京当局は軍事分野におけるアメリカとのあらゆる接触、交換を一時停するばかりではなく、アメリカ企業に対して制裁措置を導入すると警告した。
アメリカ国防総省は現在台湾にある空軍基地を近代化する代わりに、最新兵器を新たに大量に供与する、そう決めることで北京当局を苛立たせることはないだろう、そう考えたのかも知れない。

台湾へのF-16供与問題をめぐって(2)へ続く

9月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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