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ロシアと朝鮮の軍事協力は米韓日への対抗措置

2011-09-05 | ラジオ
ロシアと朝鮮民主主義人民共和国は軍事協力を再開させる。その手始めとしてロシアの軍事改革で新しく作られた、東部軍管区所属の水兵らが北朝鮮側と合同演習を行うことになっている。
ロシア東部軍管区のスィジェンコ司令官と朝鮮人民軍のリ・ヨン・ホ参謀総長は、協力の方向性に付いて初めての協議を行った。
北朝鮮に対しては2006年、および2009年の核兵器実験実施以降、厳しい国際的制裁が(???)られているため、武器の調達や技術の移管に関しての協力は行うことは出来ない。
そこで軍事協力の一歩として合同海上演習を行い、沈没船の救助作業を想定した訓練を行うこととなった。
またソビエト連邦崩壊後中断されていた、ロシアと北朝鮮両国の海軍による友好訪問も再開される。

ロシアは北朝鮮の政策がさらに予測可能なものとなることを望んでおり、今回の軍事演習もその目的によるものだ。
また国際的接触が増えることによって、北朝鮮も自らの責任を自覚し、また現在の国際的な孤立状態を抜け出すことができるだろう。
北朝鮮もそのことを理解し、ロシアとの軍事協力に大きな関心を示している。
このような政策が金正日氏の息子である、金正恩氏によって推進されている可能性もある。正恩氏にとって、特に軍事面におけるブレイクスルーが必要となるからだ。
それは中国に自らの自立性をアピールすることになるとともに、隣国の日本や韓国を、けん制できることにもなる。

アメリカ、日本、韓国が盛んに海上での活動を活発化していることは、ロシアと中国が2012年に向けて、太平洋上での合同演習を準備するきっかけとなった。
それに付いてはすでに8月、ロシアのニコライ・マカロフ参謀長とチェン・ビンデ参謀長が合意している。
地政学問題アカデミーの第一副総裁で、軍事学博士でもあるシフコフ氏は、次のように指摘している。
「ロシアの地政学においては、東向きのベクトルが急速に強まっている。これは以前中国と行った軍事演習を考慮した上での、軍事政治的性格を持っている。
また現在ロシアと中国が主要な役割を果たしている上海協力機構が、経済だけではなく、軍事政治機構となる可能性もある。
これはアメリカ、韓国、日本の行動によって、現在、東アジア情勢の緊張が高まっていることと関連している
。アメリカは自分の同盟国を使って、地域の状況を自国に有利なように持って行こうとしているのだ」
シフコフ氏は、このようにコメントしている。

中国も自らの経済的、軍事的ポテンシャルの向上によって、動きを活発化させている。それによって西部太平洋は現在、軍事演習が行われる数でも際立っている。
東アジア地域を再び、各国の利益を武力で争うような場とすることは許されないことだろう。

朝鮮半島201Z年
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社

(???)は言葉になっていない
まるで小学生がニュース原稿を読んでいるみたい

8月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント
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