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北朝鮮 根本的な変化は有り得ない(1)

2012-05-02 | ラジオ
韓国の情報筋によると北朝鮮では、4月13日に打ち上げに失敗した長距離ロケット光明星3号が発射されたのと同じ基地内に、さらに1基の大陸弾道ロケットが据えられた。
光明星3号の打ち上げには全世界から糾弾の声があがり、国連安保理からも北朝鮮に対し、ミサイル核開発プログラムをすべて中止するよう要求が突きつけられている。
これに対する返答として北朝鮮は、アメリカからの食糧援助を受ける交換条件として、2月に締結した筈の核実験の一時停止合意を破棄した。

朝鮮半島地域の緊張が高まる危険性はあるだろうか。北朝鮮の核プログラムはこの先どうなるのだろうか。
北朝鮮と、この地域の主導的プレーヤーとの間には、どういった関係が展開されていくのだろうか。
モスクワのリアノーボスチ通信社において実施された、モスクワとワシントンを結んでの、露米の専門家によるビデオ対談の席では、こうした問いが飛び交った。

アメリカのシンクタンク、ブルッキング研究所の研究者コーエン氏は、北朝鮮指導部が昨今行っていることはロケット発射も含め、すべて体制維持の目的に沿ったものだとして、次のように語っている。
「ロケット発射が成功すれば北朝鮮指導者への柔軟性が示され、軍部との結びつきが強化されるだろう。
近未来的な将来性については、金正恩氏がどれだけ自由な行動が取れるかにかかっている。
ですが今のところは、亡き父親の意向から逸脱する訳にはいかない。何故ならロケット打ち上げは、金正日氏の計画だったからだ」
コーエン氏は、このように発言している。

北朝鮮 根本的な変化は有り得ない(2)へ続く

4月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル