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北朝鮮 根本的な変化は有り得ない(2)

2012-05-03 | ラジオ
これに対しロシア科学アカデミー極東研究所・朝鮮研究センターの研究員であるアスモロフ氏は反対に、このロケット発射によって北朝鮮は、アメリカおよび国際社会が、自国にどういった態度をとっているのかを調べさせたと考えている。北朝鮮側はロケット発射の目的は、農業の発展に欠かせない気象衛星を運ぶもので、宇宙の平和利用権は、あらゆる国が持っていると主張していたからだ。
そのアスモロフ氏の発言を紹介しよう。
「北朝鮮の核開発問題を解決するためには、双方からの歩み寄りが欠かせない。達成された合意は参加サイド全員が実行しなければならない。
現在、西側は北朝鮮は地上の地獄だという固定観念に囚われている。このため話し合いも最後通牒的な形で行われてしまい、これが北朝鮮の強硬な態度を招く原因となっている」
アスモロフ氏は、このように発言している。

露米の専門家たちは近未来では北朝鮮にも、それに対する国際社会にも変化はないだろうという意見で一致している。
コーエン氏は、この先数ヶ月間は関係諸国には北朝鮮の急激な変化を望んでいないと語っている。
アメリカ、韓国は今選挙シーズンにあり、中国も政権交代の時期を迎えている。状況が逸脱することを望む国はない。このため国際社会は北朝鮮関係に関しては、現状維持を守ろうとするだろう。

アスモロフ氏も北朝鮮内に、ラディカルな変化が起こる根拠がないと考えている。続けてアスモロフ氏の発言。
「揺さぶりが起きても、それはすべて一定枠で(「しょんじている」???)いるのだ。
というのも4月13日のロケット打ち上げのような事態は、すでに2006年、2009年に起きており、世界の厳しい非難を呼んだからだ。
たしかにそれよりも北朝鮮は、より一層の大国ぶりを顕示し譲らない姿勢も見せるだろうが、どんな反応が返ってくるかは予想の(???)だ。何故ならば今日出来上がっている現状維持の姿勢は、国際舞台のプレーヤーすべてに都合のいいものだからだ」
アスモロフ氏は、このように発言している。

北朝鮮がさらに、もう1基のロケット発射を準備しているというニュースは、この状況は2009年にあった、シナリオに従って進行しているということを物語っている。

(?)「しょんじている」の意味が判らない
(???)は女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

4月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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