ロシアと日本の間で原子力エネルギーの平和利用における協力合意が、5月4日に発効する。
この文書は特に第三国における協力プログラムの実現化を前提にしている。この協力の最初のフィールドとなるのが、原子力エネルギーの大規模プログラムの実現化に着手しようとしているベトナムだ。
ベトナムで初の原子力エネルギーブロックとなる、2基の建設へ向けた準備作業がロシアと日本の間ですでに開始された。
これについてロシア国営原子力エネルギー企業、大建設プログラム部のバヤルキン部長は次のように語っている。
「世界の原子力エネルギー専門家らは常に交流を欠かさない。我社にも国際関係担当部署があり常にパートナーを調べ、その検査結果を交換している。これは通常のことだ。日本の関連企業とはこれから緊密な関係を築いていくが、これに問題が生じるとは思わない」
部長は、このようにコメントしている。
ベトナムはこのような相互関係のために、最も広範な可能性を提供している。たとえばベトナム人の人材教育もその一環だ。というのもロシアと日本が、それぞれ建てるエネルギーブロックは、互いの距離が約50キロと非常に近い位置になるからだ。これに関してバヤルキン部長は次のように語っている。
「ロシア、日本の建設するブロックが、ほとんど同じ場所に位置するということでリソースの節約が可能となる。原発近郊の都市はベトナム人人材養成システムのセンターとなることが出来る。これには露日の両サイドが参加する」
部長は、このようにコメントしている。
両国の専門家らが原発建設用地の選択基準を作る経験を交換することも、大きな実りをもたらしている。ロシア側の基準では原発は活断層から8キロ圏内には建ててはならないが、日本側の基準は多少あまく、活断層から遠ざけなくてはならない距離は短いものだ。この基準が日本の海岸部に原発建設を許す原因となっている。
ロシアの基準では海岸部からは遠ざけねばならない。バヤルキン氏はこれが両国の原発建設技術へのアプローチの違いを生んでいると語っている。
「日本側は自社工場内で、いったん大型ブロックを組み立てておいて、それから海路で現場へと送る。工場の敷地面積が限られている日本では、このアプローチは取られる理由は分かる。
しかし遠く離れたベトナムではどうするのだろうか。ロシアの原発建設方法とは異なっている。我々は建設現場から数十キロの場所に拡大工場を展開(???)、小型の部材を送り込んで大型ブロックを組み立てる。そして大型クレン(※?)で建設現場へと移送を行う。我々がまさに、この方法で原発建設を行った例は中国、インドをはじめ多くの国にある」
バヤルキン氏は、こうコメントしている。
バヤルキン氏はロシアの専門家の、この技術は完成したものだと評価し、ベトナムにおいて日本と、こうした経験を交換していくつもりだと語っている。
※若い男性アナウンサーの不明瞭な喋りで何言ってるのか不明
※参考までに記すと、当日ニュースもこのアナウンサーが担当しているが、口ごもった喋りで驚くほど粗末
5月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
この文書は特に第三国における協力プログラムの実現化を前提にしている。この協力の最初のフィールドとなるのが、原子力エネルギーの大規模プログラムの実現化に着手しようとしているベトナムだ。
ベトナムで初の原子力エネルギーブロックとなる、2基の建設へ向けた準備作業がロシアと日本の間ですでに開始された。
これについてロシア国営原子力エネルギー企業、大建設プログラム部のバヤルキン部長は次のように語っている。
「世界の原子力エネルギー専門家らは常に交流を欠かさない。我社にも国際関係担当部署があり常にパートナーを調べ、その検査結果を交換している。これは通常のことだ。日本の関連企業とはこれから緊密な関係を築いていくが、これに問題が生じるとは思わない」
部長は、このようにコメントしている。
ベトナムはこのような相互関係のために、最も広範な可能性を提供している。たとえばベトナム人の人材教育もその一環だ。というのもロシアと日本が、それぞれ建てるエネルギーブロックは、互いの距離が約50キロと非常に近い位置になるからだ。これに関してバヤルキン部長は次のように語っている。
「ロシア、日本の建設するブロックが、ほとんど同じ場所に位置するということでリソースの節約が可能となる。原発近郊の都市はベトナム人人材養成システムのセンターとなることが出来る。これには露日の両サイドが参加する」
部長は、このようにコメントしている。
両国の専門家らが原発建設用地の選択基準を作る経験を交換することも、大きな実りをもたらしている。ロシア側の基準では原発は活断層から8キロ圏内には建ててはならないが、日本側の基準は多少あまく、活断層から遠ざけなくてはならない距離は短いものだ。この基準が日本の海岸部に原発建設を許す原因となっている。
ロシアの基準では海岸部からは遠ざけねばならない。バヤルキン氏はこれが両国の原発建設技術へのアプローチの違いを生んでいると語っている。
「日本側は自社工場内で、いったん大型ブロックを組み立てておいて、それから海路で現場へと送る。工場の敷地面積が限られている日本では、このアプローチは取られる理由は分かる。
しかし遠く離れたベトナムではどうするのだろうか。ロシアの原発建設方法とは異なっている。我々は建設現場から数十キロの場所に拡大工場を展開(???)、小型の部材を送り込んで大型ブロックを組み立てる。そして大型クレン(※?)で建設現場へと移送を行う。我々がまさに、この方法で原発建設を行った例は中国、インドをはじめ多くの国にある」
バヤルキン氏は、こうコメントしている。
バヤルキン氏はロシアの専門家の、この技術は完成したものだと評価し、ベトナムにおいて日本と、こうした経験を交換していくつもりだと語っている。
※若い男性アナウンサーの不明瞭な喋りで何言ってるのか不明
※参考までに記すと、当日ニュースもこのアナウンサーが担当しているが、口ごもった喋りで驚くほど粗末
安保と原発――命を脅かす二つの聖域を問う | |
クリエーター情報なし | |
唯学書房 |
5月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル