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ビン・ラディン亡きアルカイダ

2012-05-05 | ラジオ
昨年の5月1日から2日にかけての深夜、アメリカ特殊部隊が国際テロ組織アルカイダの頭目ビン・ラディンを殲滅してから、一年の歳月が過ぎた。
ビン・ラディン殲滅というのは何と言っても公式発表であり、当然ながら直接作戦に参加した人々以外,誰も殲滅の証拠を見た者はいないという事を根拠に、このニュースに異論を唱える向きもあった。
なかには現在までビン・ラディンは外見を変えて、どこか静かな街で故郷イエメンや驚くなかれアメリカで暮らしていると信じている人々もいる。また別の人々は、ビン・ラディンは元々ずっと前に死んどおり(「死んどおり」???)、一年前の出来事は単なる、お芝居に過ぎないと見ている。

しかしいずれにしても、この一年間ビン・ラディンの事を耳にしなかったのは事実だ。肝心なのは彼が作り出したアルカイダが、この一年間、彼がいなくても生き続けたということだろう。

ビン・ラディンなくして、組織は如何に生き抜いているのか。
ロシアの声記者は二人の政治学者に意見を聞いた。まず最初にエルモラエフ氏の意見をご紹介しよう。
「ビン・ラディンはいないが、アルカイダはネットワークを保って活動を継続している。アメリカのジェイムズ・クラッパー国家情報長官などは最近、アフガニスタンに対するアルカイナ(アルカイナ???)の影響力は本質的に落ちたと述べたが、この地域のほかの国々については、そうは言えないだろう。
アラビア半島南部のアルカイダは、イエメン南部の町を一つ、また一つと(「そうちゅう」って何だ???)に収めるほど厚かましくなったし、イラク聖戦アルカイダ組織などと名乗って活動するイエメンのアルカイダは、住民達にもまた政府にとっても脅威となっており絶えずテロを組織している。
またイスラム・マグリブ諸島のアルカイダは、自分達の敵であったカダフィ大佐が打倒されたことで大いに奮い立った。
彼らは基本的にリビア軍から武器弾薬を奪って武装し、リビアに隣り合う地区をコントロール下に置いた。今やその影響力をマリなどの近隣諸国に広げている。
このようにビン・ラディンは、ソ連の影響力に対抗していた時代、アメリカやサウジアラビアなどの国々の援助のもと、生活能力を持った組織を作り上げるのに成功したと言える。そして彼はテロリスト№1という、最後に西側でつけられ(不明瞭で聴こえない)名前に(「まったん」???)合致する存在になって行ったのだ」
以上、エルモラエフ氏は、このように話している。

国際テロネットワーク アルカイダの全貌 (Ariadne military)
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一方、同じくロシアの政治学者グロジン氏は、また別の見方を持っている。
「ビン・ラディンは、かなりの程度、アメリカのバーチャルプロジェクトだと言えるだろう。現実生活において、ビン・ラディンの組織が持っていた庭小さかった(???なんで庭という言葉が出てくるんだ???)と思う。
もし何か活動をしていたとしても、到底世界規模のものではなかっただろう。西側でも描かれたビン・ラディンの形象が、真実かどうか疑問が生じたことは興味深い。
アルカイダはそもそも実際には存在せず、テレビ画面が(?)コンピューターのモニター上においてのみ存在するのだという意見さえ出された。アメリカがこの宣伝ブランドを作り出した後で、イスラム・マグレブ諸島からイラクに至るまで、あらゆるところでアルカイダブランドを名乗るグループが現れ、今も活動しているのだ。
なおイスラム諸国に対する欧米の内政干渉は、状況を不安定なものにしているが、これはまた別の問題だ
以上、グロジン氏の話だ。

「アルカイナ」???。まさしくそんなのあるかいなだな
「そうちゅう」って何???
「まったんがっち」という日本語を初めて聴く
「庭が小さい」ことと、今回の記事との関連性が理解不能
新人女性アナウンサーの発する珍語は理解不能
ビンラディン抹殺指令 (新書y)
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5月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル