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ルーブル、日本に上陸

2012-05-28 | ラジオ
ロシア貯蓄銀行ズベルバンクは、日本の指導的銀行との協力を強化している。
その成功例の一つと言えるのが、ズベルバンクと日本国際協力銀行・JBICとの間で、天然資源採掘に使われる日本製の設備を、ロシアに供給する際における融資に関する合意が結ばれたことが挙げられる。

また他の合意も結ばれている。極東銀行のフェレベイヌス副頭取は次のように語っている。
「22日、ズベルバンク・ロシア・ダリネヴォストーチニイ銀行と、北海道銀行との間での協力合意が締結される。
北海道銀行はロシア、つまりサハリン、沿海地方、ハバロフスク地方、ユダヤ自治州など、私たちの銀行がサービスを提供するエリアに関心を持っている。対外貿易関係をさらに推進するために、ルーブル、アメリカドル、日本円でのコレスポンデント口座が開設される。
このほかにも計画されている様々な措置によって、ビジネス活動がより一層活発になることでしょう」
副頭取は、このようにコメントしている。

今年の夏にはすでに、ダリネヴォストーチニイ銀行は中小企業の経験などを学ぶために、日本のビジネスマンらを自らの主催する、ビジネス発展センターに招待する予定だ。北海道銀行は特に小規模ビジネスへの融資にも特化しているからだ。

最近、極東地域では大規模石油ガスプロジェクトのほかに、ロシアや日本の中規模ビジネスの関心が高まっている。特に漁業や寒冷地における農業などのほか、建設などの分野だ。実際の経験が示している通り、それらの分野がロシアにとっても、日本にとっても魅力的なものとなっている。

フェレベイヌス副頭取は銀行同士の協力によって、ビジネスがより快適に活動できることを期待しているとして、次のように語っている。
「3つの通貨が準備されていますから、決済および融資のために最も都合のよい条件でビジネスを行うことができる。しかも歴史が有り評判のよいズベルバンクと協力することによって、北海道銀行にとっては信頼が、さらに高まることになる。ズベルバンクが協力するということは、それは信頼に値するパートナーだということなのだ」
副頭取は、こうコメントしている。
ズベルバンク・ロシア・ダリネヴォストーチニイ銀行の対外取引額は、2011年、20億ドル以上となり、そのうち14%は日本が占めている。今回の合意によって、ロシアと日本のビジネスコンタクトは、さらに活発になることとなるだろう。
ロシア経済の真実
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東洋経済新報社

5月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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