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エネルギー革命を成し遂げるのは日本か(1)

2012-05-20 | ラジオ
世界のエネルギー市場では近いうちに革命が起こり、それは日本によって成し遂げられる可能性がある。
日本ではメタンハイドレートの採掘試験が行われている。専門家たちは日本近海には大量のメタンハイドレートが埋蔵されており、これによって日本のエネルギー問題が解決される可能があるとの見方を表している。  

名古屋のおよそ70キロ沖では石油天然ガス金属鉱物資源機構と、探査船「ちきゅう」号が掘削作業を行っている。
課題はこの海域でメタンハイドレートを採掘できる可能性についての試験だ。来年2013年の1月から3月には海底にある、メタンハイドレート産出に向けた試験が予定されている。  
メタンハイドレートはメタンガスと水が結合したもの。雪あるいは解けかかった氷を思わせるメタンハイドレートは世界的に分布している。
ですがメタンハイドレートの開発は課題が多く、今までは採算が取れないと考えられていた。ですが現在、日本の専門家たちは採算が取れる技術を見つけたと主張している。  

石油天然ガス金属鉱物資源機構の本社で新技術を視察した、ルスエネルジー社のアナリスト、クルチヒン氏は、次のように語っている。
「メタンハイドレートには将来性があるため、探査の価値があると考えている。日本ではこのプログラムに3億6000万ドルが拠出された。私は東京にある石油天然ガス金属鉱物資源機構の本社で メタンハイドレートからガスを産出する試験が成功するために、全てを行うというスローガンが書かれたポスターを見た。
一番重要なのは技術的な成功だ。何故ならこのようなエネルギーの産出技術は、今のところ開発途中にあるからだ。日本はこれに大きな関心を持っている。
何故なら日本近海にはメタンハイドレートが、7兆立方メートル埋蔵されていると試算されているからだ。1立方メートルのメタンハイドレートは天然ガスの164立方メートル分に相当する。
石油天然ガス金属鉱物資源機構が、2006年から2008年にカナダで最初に行った試みは成功に終わった。新たな試験の結果に期待されている」
アナリストは、このような見解を示している。

エネルギー革命を成し遂げるのは日本か(2)へ続く

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5月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル