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ロシアとアメリカ、サイバー戦争の防止へ

2012-05-18 | ラジオ
ロシアとアメリカは、サイバー戦争を防止するためのホットライン構築について積極的に協議している。
ワシントンポスト紙がアメリカ政府情報筋からの話として伝えた。
これによりロシアとアメリカは国家機関がサイバー攻撃を受けた場合、ホットライン経由で連絡を取り合うことができるようになる。

カスペルスキー研究所のノヴィコフ所長は、露米間で協議が開始されたことは、この問題が焦眉のテーマであることを物語っているとの見解を示し、次のように語っている。
「両国の間では対話が開始された。これは大きな成果だ。露米の相互協力が高まれば高まるほど状況は良くなるだろう。最近ではコンピューターウイルス、スタックスネットやドゥクなどが誕生した。
サイバーセキュリティーは、個人ではなく国家全体の安全保障にとって深刻な問題となっている。これはすでに(?)はなくなっている」
所長は、このように話している。

イランでは2010年、産業施設や核施設のコンピューターがスタックスネットに感染し、イランの核プログラムを脅威に陥れた。それから一年後の2011年10月には、スタックスネットに類似する新たなウイルス、ドゥクが登場したという噂が広まった。

モントレー国際問題研究所テロリズム研究プログラムの専門家ホーン氏は、そのようなウイルスは21世紀の脅威であり、世界が協力して戦うことが極めて重要だとの見解を表している。
「サイバーセキュリティーの脅威は、テロの脅威に関する危険性と同レベルにまでに達した。そのため全世界の特務機関がサイバーテロリストよりも、一歩先を行くことが非常に重要だ」
専門家は、このように見解を示している。

尚カンザス大学のハースプリング教授は、ロシアとアメリカが合意に関する協定を締結した場合、これはロシアにとって国内テロ対策の助力となると述べ、次のように語っている。
「露米関係では核軍縮やミサイル防衛協議に関する一連の失敗があったが、ついに良いことが起こった。これはアメリカがサイバーセキュリティーに関して他国と締結する初の協定となる。またロシア側にとっては、これが国内テロ対策の試みであることは明らかだ。
北カフカスのテロリストたちは、テロリストの募集や話し合いのためにインターネットを積極的に利用している。これは重要な細部の一つだ」
教授は、このように話している。

ワシントンポスト紙の情報によると、近いうちに協定に調印がなされる可能性がある。ロシアとアメリカが協定を締結した場合、これはサイバー戦争を未然に防止するための初の協定となる。

(?)は女性アナウンサーの声が出ていないため聴こえない
この放送局はアナウンサーを育てるセクションはないんだろうね。いつまで経っても声を出す基本すら出来ない

核を超える脅威 世界サイバー戦争  見えない軍拡が始まった
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5月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル