Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『スラムドッグ$ミリオネア』

2009-04-21 20:00:53 | 映画
インドを舞台にし、インド人、それもスラムの子ども・若者たちを扱った
イギリス映画、『スラムドッグ$ミリオネア』を観てきた。

「インドの現代社会を鋭く描き出す」と北海道ウォーカーに書かれていて、
観た後では、まったくそのとおりだという短評でしたね。
最初は、こんなペースで映画が進んでいって、途中であきるかもしれない
と思っていましたが、もう途中からひきこまれてしまって、
面白かったです、登場人物たちにとっては苦難の連続でも。

したたかに生き抜いていくスラム生まれの子どもたち。
まったく誇張しないでも、その大変さがわかる。
そして、ストーリーがいろいろ展開しても、やっぱり無意識のうちに、
彼らの状況が解決していないことを感じさせられる。
どうなっていくのか、ちゃんと生きていけるか想像できないんです。
それでも、なんとかストーリーが進んでいって、エンディングを迎えます。
うまく、クイズ番組のミリオネアと絡み合いながらね。
インドの現代社会を描いただけじゃなくて、そんな格差の最下層の人たちにも
崇高な愛があるっていうことを描いているような気もします。
そして、ここは触れねばなりませんが、ヒロインのラティカがかわいかったですよ。
子ども時代、中学生くらいの年齢時代、そして若者になった時の三人で
役を演じていましたが、どの世代のラティカもかわいかった。
ありゃ、主人公のジャマールじゃなくても、惚れるね。
そんな感じの傑作でした。
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マタマタ、ランクイン

2009-04-21 13:28:31 | days
『おっぱいバレー』人気ですな。
またこのブログがランキングに入りました。
今回は8796位です。ありがとうございます。

こういうのは良い記憶になりますが、
そんなときこそ、この言葉を記しておきます。

「人間の辛さというのは、
つまらぬことでも覚えていること、忘れられないことだと思う。」
・・・岡本太郎

たまに、昔のいやな思い出とか失敗した思い出だとかが
フラッシュバックしてきて、うなだれることがあります。
僕だけじゃないんです。そして君だけでもない。
人間みんなそういうもんだ。
そして、そうだからこそ、人間の性格が良い方向へ形作られるのかもしれません。
良い方向というか、熟すというか、酸いも甘いもわかってくるし、
他人への思いやりも持てるようになっていくんだと思います。
この言葉に反して、どんどん自分のしょうもない記憶を捨てていくことに長けていった
人っていうのがいるとしたら、それは浅薄で傲慢な人間になるんじゃないかな。
自省っていうのもね、こういうところから生じるでしょう。
自省しない人はダメなんじゃないか。
どうですか、そこのあなた。
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