Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『余命一ヶ月の花嫁』

2009-06-12 19:41:41 | 読書。
読書。
『余命一ヶ月の花嫁』 TBSテレビ報道局/編
を読んだ。

榮倉奈々ちゃんと瑛太くんが共演した映画も公開中の『余命一ヶ月の花嫁』。
その原作のドキュメント本です。
23歳で乳がんの手術をうけた長島千恵さん。24歳でガンの再発、そして死。
自分がいま、生きていられているという幸せを教えられました。
本のなかで使われている写真には、生を感じさせれる千恵さんの姿がある。
そして、読んでいくと、自分も千恵さんの関係者になったような気がしてくる。
そこに「死」がやってくるんです。
自分も体を大切にしなければなぁ、と感じさせられました。
千恵さんを花嫁にさせてたげた友人の懸命の行動も、
いいことしていると思って読んでいました。
本当はこういうのは目をそらしていたいんですよね。
でも、この本は、そういうマイナス面の刺激の濃い本ではない。
そこは千恵さんと肉親、関係者のひとたちの関係性や
人柄によるものなのかもしれません。
人の命の重みを知ることの出来る本だったんではないかな。
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