Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『愛を読む人』

2009-06-26 19:25:48 | 映画
ケート・ウィンスレットがオスカーを獲得した映画
『愛を読む人』を観てきました。
原作は『The Reader(朗読者)』という、
なんか知っている人が多い感じの小説です。

ケート・ウィンスレットも年をとったなぁというふうに見えました。
まぁ、もうかなり前からお母さんだしね、そりゃそうなんだけどさ。
それでも、思い切りのいい脱ぎっぷりは健在です。
何度、彼女の裸体を目にしてきたことか。

映画の方も、序盤から15歳の少年を相手にセックスをばんばんしちゃったり
するんだけど、そんなギトギトしてないし、濡れた感じでもない。
エロティックじゃなくて、「自然な行為」として捉えているような
表現のされかただったかな。
音楽が鳴っていても、静かな感じ。
内容には、時代が悪いんだ、って人知れず呟きたくなる。
まとまりも良くて、派手ではないけど、退屈もしない、なかなかの映画だったかな
と思います。でも、こういう映画で退屈しちゃう人もいるかな。
人によりけりですかね。

ケートの演技は良かったですよ。
自分をわーっと魅せていくようなタイプじゃないのです、ハンナという女性は。
そのキャクラターを演じることによって、ケートの持っている派手さや魅力を
消してしまうことになるんだけど、それを損だとはせずに、表現技法として
演じている。そんなわけで、ハンナは血の通っていて、偏った感じのドイツ人
女性という人物に仕上がっています。また、ここでは書けない、ネタバレになる
一面もありますしね。そこが重要なんだけど。

まぁ、そんなところでした。
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