Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vsシリア

2011-01-14 03:46:35 | スポーツ
アジアカップ2011の第二戦、シリア戦をテレビ観戦。
初戦のヨルダン戦はスルーしていたので、
今年のサッカー観戦初めがこの試合になりました。
そのヨルダン戦は、なんと引き分けたようで。

それでザッケローニ体制になってどういったサッカーを見せてくれるかなと
そこに注目していたのですが、派手じゃないけど、地味すぎもしないできちっと動いたり球を回したりと、
成熟したサッカーをしているなぁという印象。
たぶん、8,9年くらい前にイタリア代表が来日して日本と試合をしたことがあるのですが、
その時のイタリア代表の雰囲気にすごく近いなと思いました。
そんな遡らなくても、W杯のイタリア代表を思い浮かべればいいんですが。

規律によってしばられていながらも、規律だけを守っているサッカーじゃないんですよ、今の日本は。
これが数年前の日本代表だったら、個性を発揮できなかったと思います。
今や各々が個性を発揮しながらも規律を優先していますね。
それだけ、ここ何年かで出てきた選手が、技術も頭も優れているということなのでしょう。
それだって、カズだのナカタだの先人達が培って歴史を切り拓いていろいろ教えてくれたからなんでしょう。

今回のシリア戦で、前半やっと1点を先制しながらも後半にGK川島が退場しPKを決められて同点とされ、
その後10人になりながらもPKを取り返して勝ち越し、そして試合終了という厳しい流れではあったものの、
サッカーのやり方自体にはほとんど問題はないような気がしました。
ただ、その精度を高めていくこと、ザッケローニ監督のサッカーをもっと素早くやっていくことが
課題なのかなと思いました。

みんながクレバーにサッカーをやるものだから、僕はそこをあえて危惧して
この言葉を贈りたいと思います。

「クレバーかつクレイジーに」

PKを与えた時の守備の混乱ぶりはクレイジーでしたが、そうではなくて、
攻撃の時に相手陣内で混沌を生み出すために必要なのが、クレイジーさなのではと思い、
この言葉を記しました。
まぁ、でも、勝ち越し点になった本田圭選手のPKはクレイジーでしたよ。
ど真ん中いきましたもん。相手GKの足の間でしたもん。
それ以前に、「おいおい、本田が蹴るのかよ…」と嫌な予感さえしましたよ、…結果オーライ!

今日は後半から、たぶん実況やら解説やらを聴いた感じだと、
監督の指示で二列目の飛び出しとそれにともなう
スルーパスが使われ出したみたいですが、
あれも、使いだしたらずっとそれ一辺倒にするのもちょっと芸が無いというか、
次戦では、今日の前半のような試合運びの中に4,5本混じらせておくくらいでいいんじゃないのかね。
といいつつ、ど素人だからわかりませんが。

今のチームは松井にしろ、本田圭にしろ、香川にしろ、自分で打破するタイプがそろっています。
そんな関係からバランスをとってなのか、逆にサイドバックの長友や内田が
強引に行くシーンが見られないのがちょっと残念。
今日は香川選手の出来(運かも)が良くなかったようなので、彼を変えて、
パサーの柏木選手あたりを早い段階でみたかったです。
攻撃にもうちょっと有機性がみられるといいのかもしれないですよ。
有機性というのは、それぞれがうまく絡み合うこと。
ボールを持っていてもいなくても、それぞれの動きがお互いを活かしあい、
クリエイトする動きが見たいです。
シンプルなプレーでいうと、ワンツーですね。

次戦は不調といえども恐ろしい相手のサウジアラビアです。
気を引き締めて戦えばきっと勝てるでしょう。
今日だって、印象よりも苦戦していません。
ちゃんと誇りを持っているようにみえました。

というわけで、頑張って予選を突破してほしいです。
応援していますよ、日本代表!

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